伊平屋島 海鮮料理専門店「海漁」で夕食 ヤシガニの捕獲 伊平屋島訪問記(15)

伊平屋島(いへやじま)での2つの計画、1つは民宿野甫を抜け出し、島の海鮮料理専門店で夕食をいただき、もう1つは、ヤシガニの捕獲計画です。第138回沖縄訪問(18)

海に入るとお腹が空くのです。

なぜ、海に入るとお腹が空くのかといえば、海に入って、じっと立っていられない深さになると、両手・両足を

使って、ずっと何らかの運動をしながら、溺れないよう対策をしているからです。

この運動は水の抵抗を受け、消費エネルギーが高くなるのです。

今日の伊平屋島のシュノーケリングは2回海に入ったので、距離に直すと5~6km位の水泳量があると思います。

5~6kmも泳げば、そりゃあお腹が空きます。

伊平屋島の北側を海岸に沿って、ドライブしながら北から南まで、縦走したようなドライブになりました。

この縦走した細長い距離は、飛行機の窓から見ると、緑の細長い、自然の多い島に見えるんです。

片山正喜さんの運転で、16時過ぎて民宿に戻っています。

民宿野甫に着くと、体に付いた海の潮を洗い流します。

プールの水と違って、海水は真水で流さないと、何だかネチャネチャとした違和感が体に残ります。

民宿野甫の屋外にあるホースは、外で体を流すために自由に使えるようになっています。

水道の蛇口を開けると出てくる水は、水ともお湯ともいえない、熱湯です。

暫く放水を続け、熱湯がお湯になるまで待ち、お湯になるとホースの口先を頭の上に向けて、髪の潮気を真水で

洗い流し、そして真水を目を瞑った顔にかけて、やっと潮気から逃れた気になりました。

自動販売機で1本200円の沖縄のオリオンビール「麦職人」を買って、やや傾き始めた、まだ暑さの残る西日に体

を乾かしながら、白い野外用の椅子に座ってビールを飲みます。

よく冷えたビールは、ここだけの味がします。ここだけの味とは、海での疲れを忘れさせる、沖縄の暖かい野外で感じる味です。

片山正喜さんは、サザエをいくつかとりました。サザエの固い殻をハンマーで叩いて割り、取ったサザエを刺身にしています。

サザエのハラワタの部分は、今夜ヤシガニをとる時に、ヤシガニを呼び寄せる餌として使います。

民宿野甫の晩ごはん は期待できません

民宿野甫のおやじさんは、今晩の食事の準備を始めています。

あまり、美味しそうなものは期待出来そうにないので、今夜の夕食は、民宿でとるのをやめ、どこか島でとれた

魚を食べさせてくれるようなお店を探すことにします。

一番島の中心部は前泊地区です。

美味しいものは、中心部にありそうなので前泊地区に来てみました。

伊平屋島の最大のホテルは「ホテルにしえ」です。

ホテルにしえの前に車を停めて、村の食品販売店で、どこのお店が美味しいか、情報を仕入れてみました。

ホテルにしえの中からは、綺麗な澄み通った歌声が聞こえます

。この曲は、どこかで聴いた曲だと、そうだ、「芭蕉布」です。

あまりに芭蕉布の歌う声が良いので、誰が歌っているのかホテルに入って探してみます。

ホテルのテラスには、泊まっている人の為に音楽を流していて、芭蕉布はCDでした。

予想通り、美味しい店は、伊平屋島の官庁街である村役場の近くにありました。

ここは、東京でいえば霞ヶ関です。村役場に集まる人の為に飲食店がありました。

前泊港の空き地には、伊平屋観光交通のバスが駐車しています。

これで島の観光案内をしてくれるようです。

伊平屋島 魚介料理専門店「海漁」

魚介料理専門の「海漁」が、島の人に勧められた専門料理店です。

まだ明るい夕方ですが、お店には早くも何組か先客がいて、飲み会が始まっています。

松葉博雄は、片山正喜さんに運転をお願いして、了解をいただいて、オリオンビールをいただきます。

なかなか料理が出て来ません。

どれだけボリュームがあるのか分からないまま、一品料理を各自でお願いしました。

片山正喜さんは魚汁定食で、魚汁定食は美味しそうです。

オリオンビールの2杯目です。

ちゃんと真面目に、一杯ごとよく冷えたジョッキにビールを注いで、霜柱が見えるような、見た目に美味しそう

なビールです。

お通しが出て、お通しをいただきながら、オリオンビールを飲んでいると、最初に頼んだ刺身盛り合わせが出来ました。

出て来た刺身の盛り合わせは、最初に予想したほんの数切れと思っていたら、伊平屋島では1000円でこんなに沢

山のお刺身が出ました。

これが初めから分かっていたら、注文する料理は控えめにするのですが、この刺身をいただいても、注文した料

理はまだこの後から出て来ます。

松葉博雄が注文したのは、梅肉あんかけ定食です。

白身の魚を油で揚げて、その後、梅肉あんかけで煮込んだ、手の込んだ料理です。

魚の大きさも、2~3人で食べる程で、とても食べきれない程のボリュームです。

ふうふう言いながら、お腹いっぱい地元のお魚をいただいて、大満足です。

やはり、夕ご飯は民宿野甫を出て、地元の専門店で魚料理を食べて正解でした。

民宿野甫の料理は、値段にあっていません。

伊平屋島 ヤシガニウォッチング

料理の海漁から、一旦民宿に戻って道具を揃え、これからヤシガニウォッチングに行きます。

ヤシガニを捕獲するために、ヤシガニが寄ってくるように仕掛けを作ります。

21時頃です。ヤシガニの罠を仕掛けました。ヤシガニが食べるかどうか。

一時間ちょっとしたらもう一回来ます。

今回の伊平屋島でのドライブの途中で、2度もヤシガニが車に轢かれているのを見たので、伊平屋島にはヤシガニ

がいっぱいいるのが分かります。

ヤシガニがいると、次に問題はヤシガニの保護です。どうやってヤシガニを保護しているのか、まだ分かりません。

 

これまでの島の人との会話で、ヤシガニの保護に関して島民の人の意見を聞いたところ、ヤシガニは既に保護さ

れているという意見もあれば、ヤシガニを捕らえて食べようという意見もありました。

どちらが優勢な意見でしょうか。

片山正喜さんの協力を得て、ヤシガニがやってくると蓋が閉まるという、単純な捕獲の罠を作りました。

一時間半ほどして点検に行くと、ヤシガニの罠の重しに使う石が落ちてしまって失敗でした。

もう一度、仕掛けをやり直して明朝点検に行きます。上手くいくでしょうか。

2012年7月14日(土)


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