伊平屋島 野甫岳 風の音を聞くと、米崎海岸から波の音が、阿波岳から小鳥のさえずり

伊平屋島野甫岳 野甫岳から耳を澄まして風の音を聞くと、白い砂浜が続く米崎海岸から波の音が、緑の山の阿波岳から小鳥のさえずりが聞こえてきます。 第138回沖縄訪問(8) 伊平屋島訪問記(5)

伊平屋島の野甫岳から耳を澄まして風の音を聞くと、

米崎海岸から波の音が、

阿波岳から小鳥のさえずりが聞こえてきます。

「民宿野甫」の夕ご飯は7時からです。

それまで野甫の山まで、

これから少し一人で歩いてみます。

野甫の島をゆっくり歩いています。

向こうに見えるのは伊是名島です。

野甫島には、至る所に

ハイビスカスが咲いています。

ゆっくり日が沈む頃、

長い影が出来て、

自分の影を追うように島を歩いています。

島の人口は伊平屋島全体で約1500人ですから、

野甫島だったら100人ちょっとくらいでしょうか。

少しずつ標高が上がってくると、

向こうの伊是名島が見えるようになりました。

沖縄の本島では、

どんどん鉄筋コンクリートに

建て替えられているお家も、

地方に行くと昔流の

木造建築瓦葺きが残っています。

野甫の島は高い山が無いので、

台風の時には島全体が

強風にさらされる事と思います。

島の木々は緑豊かで、

やわらかい若芽は、

少しの風にでも身をくねらすような、

柔らかい踊りをしているように見えます。

風よけのために、

珊瑚礁の岩を丁寧に積み重ねた

石垣が残っています。

この石垣の一番下の段を積んだのは、

いつの時代の誰でしょうか?

その頃は、この島は

どんな島だったのでしょうか?

石垣に代ってブロック塀もあります。

ブロック塀の内側から、

バナナの木が道路に伸び出ています。

台風のための石垣も、

ハブにとっては絶好の住み家になります。

石垣の隙間にはハブが潜んでいて、

夕方になって日が沈み、

涼しくなって辺りが暗くなると、

ハブは出てきます。

野甫島の一番高いところに

展望台があるので行ってみます。

わずか100mくらいの標高です。

この展望台の上からは、

野甫大橋が見えました。

神戸から沖縄に来る時に、

飛行機の窓から、この伊平屋島を

何度か見たことがありました。

そこに小さな離れ島があるのを見ていました。

前から行きたいなと思っていたところに、

今日立っているのが感慨無量です。

飛行機から見る小さな島も

歩いてみると大きな島です。

1万mの高さから見ると、

伊是名島と野甫島は、

離れているように見えました。

このくらいの距離なら、

泳いで渡るつもりでした。

実際には2つの島は橋で繋がり、

その海峡は潮の流れが速くて、

泳いで渡るのは難しいようです。

向こうの本島を見ています。

本島と言っても、伊平屋島の本島です。

誰もいないと思っていた

展望台には二人の先客がいて、

この美しい景色をビデオ撮影しています。

伊平屋島の沖縄に一番近い突き出した部分は、

米崎海岸で砂浜だけのような岬です。

こちらから見ると、

白い砂浜が長く続いていて、

離島のように見えます。

野甫地区には、およそ100人の人が住んでいて、

小学校もあります。

食料品の調達は、

野甫共同販売店があります。

共同販売店は沖縄の各地区に一軒はあります。

2012年7月13日(金)


←前へ:第138回沖縄(7)

→次へ:第138回沖縄(9)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください