伊平屋島に、伊平屋号に乗って 伊平屋島に上陸 伊平屋島訪問記(1.)

伊平屋号に乗って、伊平屋島に着きました。これから、伊平屋島に上陸します。伊平屋島は、伊是名島の隣の沖縄の最北端の島です。 第138回沖縄訪問(4)

伊平屋島には、伊平屋号に乗って

伊平屋島は、山が連なる島です。フェリーの伊平屋号に乗って、伊平屋島に着きました。これから伊平屋島に上

陸します。伊平屋島は、沖縄の最北端です。

通信目覚ましで、神戸から朝7時に起こしてもらいました。朝起きて見るムーンビーチ沖の景色は、大変良い天気

です。7時頃はまだ夜が明けたばかりのような感じです。

片山正喜さんとの約束は8時半です。

片山正喜さんの車に乗って、これから伊平屋島を目指して運天港に向かいます。

お天気はとっても良いです。前回2011年に伊是名島に行った時に利用した運天港です。

運天港の前の駐車場に片山正喜さんの車を預けます。一日500円です。

運天港の周りの広場は、芝を刈った直後のようで、まるで散髪をしたような刈りたての綺麗な芝生が出てます。

伊平屋島にはリーも連れて行きます。

ちょっと残念なのは、ポスターを見たとき、いへやまつりが7月21日・22日に予定されていて、丁度1週間後です。

おまつりなら、盛りだくさんのイベントがあるようですが、見れなくて残念です。

切符を間違って買う人がいるようで、「伊是名島に行くのですか?、伊平屋島に行くのですか?」と切符を買うときに確認されました。

伊是名島と伊平屋島はとても仲が悪いようで、切符売り場も別、船も別々になっています。

伊是名島と伊平屋島は隣同士の兄弟島なのに、何故仲が悪いのか?段々と明らかにしていきます。

伊平屋島には平成20年7月1日から、環境保全代のためにフェリー代に100円の環境税を課しています。

11時出港の伊平屋行きのフェリーに乗ります。切符は少し安くなるので、往復切符を買いました。4800円です。

伊平屋号に乗るのですが、隣は伊是名島号が接岸していて、途中まで同じ航路を通るのに、別々に船を運営しています。

もし、東京と横浜の仲が悪い場合、船を東京行きと、横浜行きに分けるようなものです。

伊平屋号は、運天港をゆっくり出港して行きます。運天港の波は静かです。

古宇利島にかかる古宇利島大橋の前を通って行きます。これからおよそ90分の船旅です。

船室もありますが、クーラーがきいて寒いので、日の当たるデッキに席を取り、周りを見ながら、お昼ご飯を先にいただきます。

といっても10時40分で、まだお昼になっていません。

なんという素晴らしい景色でしょう。空は青く、海も青く、船の軌跡は青いキャンパスに白い筆を書いたように、一直線に青い海に白い線を引いたようです。

伊平屋号のマストを見ると、その上を、川が流れるように雲が流れています。

マストの上に旗艦が風になびいて、風の向きを示しています。

沖縄本島を離れると、少しずつ沖縄本島の海岸線が広く見えてきます。

船首が波を切り、白波を立てて、波は横に広がり、ゆっくりと波の泡は消えていき、その前にまた新しい白波が被されてきます。

見てて飽きのない、波の演舞です。

お弁当を食べて、ビールを飲んで、しばらく波に揺られていると、いつのまにか、うとうとと、デッキの座席で横になって寝てしまっていました。ここちよい風が、子守歌になったのかもしれません。風のララバイです。

船が減速を始め、島に近づいて来たことが分かりました。

がばっと身を起こし、島を見てみると、平たい伊是名島に比べると、山が連なる島のようです。

大航海時代、帆船を操って、ヨーロッパから南の珊瑚礁のある島に辿り着いたとき、こんな緑の島を初めて見て、ヨーロッパの船乗りはどう思ったでしょうか?

伊平屋島に入る前、伊平屋号は、島中にとどろくように大きな汽笛を鳴らします。

島の人達には、毎日の時刻を告げる、お寺の鐘の代わりの様な、ときの声になっているようです。

船はもう伊平屋島に着きました。ゆっくり船が入って行きます。

なんという、ゾクゾクとする、興奮で胸が高まる思いです。

この島に、もし松葉博雄が初めて島外から来て、上陸する人だったとすれば、まず島の人達にお願いして、水と食べ物と船の燃料を補給する事になります。

お礼の代わりに、船に積んでいる珍しい物を島の人にあげることになります。

アメリカの提督ペリーが沖縄本島に立ち寄った時も、アメリカにとって沖縄は初めての島でした。

2012年7月13日(金)


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