飲み過ぎです。飲み過ぎて肝臓が疲れています。
飲み過ぎです。年末と年始で、お酒が続き、飲み過ぎで肝臓がお酒のお休みを願い出ています。第134回沖縄訪問(33)
飲み過ぎです。金城正則さんも、松葉博雄も、飲み過ぎです。飲み過ぎると、体がだるくなり、気力も衰え、脳が体の防衛のために、お酒を休むように指令してきます。
17時半頃に日が沈み始めました。同じ夕日を見ていても、フィリピン、インド、タイ、スリランカ等の赤道に近い場所で見る夕日は、大きく感じます。神戸より、沖縄の方が夕日が大きく感じます。
ヤンバルドライブは終わりです。8時半くらいに前兼久に帰って来て、お食事を一緒にしましょうと誘ってみると、金城正則さんは飲み過ぎで肝臓が疲れているようで、今日は意志も強く、お酒は飲まないと言うことだったので、ここで解散することにしました。
金城正則さんが疲れたと言うんですから、相当飲んだのでしょうか?飲み過ぎは松葉博雄も他人事ではありません。
松葉博雄と奥さんは、新築したつばきに初めて行きます。つばきのお店には何度か行っていますが、新築してからは初めてです。
つばきのお店の雰囲気は少し変わりました。以前の居酒屋風が、小洒落た都会風の飲食店になっています。
松葉博雄と奥さんは、席に座るとどんなにお店が変わったか周りを見渡して、いいところを見つけようとしています。いいところは、新しいということです。天井を見ると、以前と同じように、天井の板に、本物なのか偽物なのか、ドル紙幣を沢山押しピンで押しつけています。
そんなにお腹は空いていません。でも、席をとれば当然何か料理を注文しないといけないし、軽いメニューを探しました。選んだのは、オリオンビールと発酵した豆腐、そして二人で一皿のジューシー、デビチーをいただきます。
オーナーママさんにご挨拶して、お話ができました。いつもいた板前さんはどうしたのか尋ねてみると、改築工事の前にお店を辞めたそうです。馴染みの板前さんが辞めたとは、残念です。
板前さんが変わると、お店の味は変わるでしょうか?
新しい板前さんは、作った料理を自分で運んで、席まで持って来てくれました。他に手伝いの人もいないようで、調理場だけではなく、客席まで目を配るのは大変だと思います。
沖縄のジューシーは、内地で言う「炊き込みご飯」です。沢山の具材が入って、それも相当細かく切っていて、例えば、椎茸が嫌いな子でも、極小の椎茸なら、箸でつまみ出すこともなく一緒に食べてしまいそうです。
デビチーはよく煮込んで、柔らかく、一緒に煮込ん大根も味が染みこんでいました。
レジの場所も変わっていました。改装前のレジは、レジの後ろをお客さんが歩いていました。今度のレジは、壁際で仕切りがあり、レジを後ろから覗き込むことはできません。
調理場の板前さんの前には、食欲をそそるように、魚が綺麗に並べられていたのですが、改装後は、食材はカウンターよりも低くなって、視覚に訴えるような配置ではありません。
リゾートを求めて、沖縄の伝統的な文化を求めて前兼久に来ているのに、街と変わらなくなったら少しつまらなくなったなぁと思いながら、店を後にします。
椿は、地元の人がよく利用しているので、この後も朝日会で新店舗の評判を聞いてみたいと思います。
ホテルに戻って、飲み過ぎなのにまたオリオンビールの麦職人を飲みながら、テレビをつけてみると、エベレストの登頂番組をしていました。
毎年見るニューイヤーコンサートは聞き逃してしまったようです。8844mの高い山に登るには、一直線で行くのではなく、何週間かかけて、登っては一旦引き返し、引き返してはまた登るという、体や肺を高地に順応させながら登って行くという方法を知りました。
企業経営でも、一気に山頂を目指すより、少しずつ高度を上げていく手法を取り入れなければならないと思います。
正月2日の前兼久の夜は、だんだんと更けていきます。手前の国道58号線に並ぶお家は、どんどん新築に変わっています。空は厚い雲に包まれ、外気は冷たく、風は北から強く吹いています。
2012年1月2日(月)