怖いな。ミノカサゴに刺されたら怖いな。
怖いな。ミノカサゴに刺されたら怖いな。ウミヘビに近づかれたら怖いな。第134回沖縄訪問(14)
怖いな。思い出しても怖いな。ウミヘビが近づいた時の記憶が蘇って、怖いなと思いました。
美ら海水族館の水槽は、屋根のない構造になっているようで、下から覗き込むと太陽の光が降り注いでいます。岩と岩の間にあるサンゴの隙間を、魚たちは行ったり来たりして遊んでいます。
周りから聞こえてくる言語は、日本語は当然ですが、英語、中国語、韓国語など、外国の言葉で水槽を見ながら、内容は分かりませんが、なんとなく感動している様子が伝わって来ます。
美ら海水族館のサンゴは、約70種800群のサンゴでできているそうです。沖縄の海では、サンゴを取り巻く環境問題がたくさんあります。
オニヒトデが大量発生したり、異常高温で珊瑚の白化現象が起きたり、珊瑚にとって沖縄の海は棲みづらい環境になってきているのです。オニヒトデは異常発生すると怖いなと思います。
水族館の中での珊瑚は、生活しやすいのでしょうか?ホームページを見てみると、毎年6月には美ら海水族館の珊瑚たちは産卵をするそうです。
珊瑚だけでなく、水槽で暮らしている魚たちの産卵もきっとあると思います。
こんなキレイなサンゴの海や魚を見ていたら、飼いたい気持がうずうずしてきます。でも、維持は大変です。起業しても、会社を長く続けるのは水槽の掃除と同じように大変です。
小さな魚たちは生き生きと泳いでいますが、岩のような大きな魚は、泳ぐと言うより地べたにずっしりと腰を下ろすようにして、動きません。以前、朝日会の会員 冨着信和さんが30kgの大物のクエをつり上げたことがあります。
怖いな、ミノカサゴです。これに刺されたら大変。絶対に手を出してはいけません。でもキレイなんです。綺麗な花には毒がある、綺麗な魚にも毒がある、綺麗なヘビにも毒があると大体綺麗に着飾っていると、怖いな。気をつけましょう。
ミノカサゴほどではないですけど、伊勢エビも綺麗な模様の衣装を着ています。
この複雑な体を、脱皮しながら成長して行くのですから、脱皮するときはシュノーケルのウエットスーツを脱ぐように、大変な作業だと思います。体をくねらせながら、体を揺らしながら脱ぐのでしょうか?
以前に、片山正喜さんとシュノーケリングをしている時、脱皮したばかりの伊勢エビの殻を見つけ、脱皮した殻の柔らかさに驚きました。
海のギャング、凶暴なウツボもいました。見てるだけでも怖いな。2匹のウツボが仲良く穴から体を出しています。このウツボは食用で食べる事もできます。
沖縄では、ウツボのことをうなぎと言って、うなぎを食べますか?と初めて聞かれた時には、うなぎは大好物ですと言っていたら、出て来たのはとてもグロテスクなウツボでした。
珊瑚礁の海で出会って、冷静にしないと、落ち着かないとと、自分で分かっていても、このウミヘビ(イラブー)に出会ったら、怖いな怖いなと思ってしまい、とても冷静にはいられません。
珊瑚礁の海で泳ぐウミヘビは、空気中に浮かぶタコのように不思議な動きをしながら近づいて来ます。ウミヘビにとってみると、巣の周りに、外敵が来たからとりあえず威嚇しようと、自衛隊のスクランブルのように迎撃態勢に入っているのです。ウミヘビも人間が近づくと怖いなと思っているようです。
クマノミとイソギンチャクです。クマノミはイソギンチャクと共生する魚です。イソギンチャク自体は毒があって危険もあるのですが、クマノミには無害なのです。
砂から枝のように生えているのはチンアナゴです。珊瑚礁の外側の砂底に群れを作り、体の半分を砂に入れて生活しています。
本来は潮の流れる方向に向いて生活するようですが、ここの水槽の中は流れがあまりないのでしょうか?あちらこちらを向いて、方向はバラバラです。
さて、次はメインの大きな水槽です。美ら海水族館の主役はジンベイザメです。
2011年12月30日(金)