沖縄恩納村 ナップ島沖で釣った スズメタイをお刺身にするのは大変
スズメタイをお刺身にするのは大変 ナップ島沖で釣った スズメダイの刺身とバター焼き
スズメ鯛で刺身造りは大変
「よし、せっかく釣ったんだから刺身にしてやろう!」
……と、金城正道さんが意気込んで捌いてくれました。
見てると大変です!
スズメダイ、小さい! 骨が硬い! 身が薄い!
おまけにウロコは全力で刃物をはじき返し、
まるで「食べられてたまるか!」と
魚自身が抵抗しているようです。
魚一匹をさばくのに必要な集中力は、
もはや外科手術レベル。
刺身用の切り身を取り出す頃には、
台所がまるで修羅場。
最終的にできあがったのは――
お皿の上にちょこんと並ぶ、
宝石のような極小スズメダイ刺身。
食べると確かに美味しい。
だが、ひと言でいえば……
「この一切れを作るのに、
何匹犠牲になったと思ってるんだ!」と思いました。
スズメ鯛で刺身をつくるのはこんなにも大変!
今日釣れたスズメダイは大量です。
スズメダイはサンゴ礁が
広がるエリアには特に多く生息しています。
金城正則さんはさすがの腕前で
どんどん釣り上げて行き、
何十匹ものスズメダイを
持ち帰ってました。
スズメダイは
小型で身が少ないため、
丸ごと調理するのが一般的です。
唐揚げが定番の調理法です。
しかし唐揚げは昨日も金城家で頂いたので
今日は少し贅沢に
お刺身にしてもらうことにしました。
小さな魚なので、
一匹だけではもの足りず、
何匹もまとめて捌いていく必要があります。
スズメダイを一匹ずつ包丁で
丁寧におろしていくのは、
想像以上に時間と労力のかかる作業です。
沖縄の人たちは
昔から魚と共に暮らしているので、
日常的に魚を捌くことに慣れていますが、
それでもこの量になると
なかなか大変です。
鱗を取って、丁寧に一匹一匹
捌いていきます。
私もお手伝いをしたいところですが
慣れていない私が手伝っても
余計に時間と労力がかかってしまうので、
ここは大人しくお願いをします。
あっという間に、
釣り上げたスズメダイが
手際よく三枚におろされていきます。
釣ったばかりで新鮮なので、
身が透き通っていてハリがあり、
とても美味しそうです。
残りのスズメダイを見ると
まだまだ気の遠くなるような量ですが
どんどん、お刺身用に
捌いてくれました。
冷凍保存して、次回に使うことも有ります。
お皿いっぱいの
スズメダイのお刺身が出来上がりました。
自分達で釣った魚は
いつにも増して美味しそうに感じます。
スズメダイの皮はつぃたままです。
野菜や太巻きも一緒に
今夜も金城家で楽しい夜の始まりです。
沖縄に滞在している間は
毎日のように一緒にいますが
なかなか話題は尽きません。
これだけ大漁のスズメダイだったので
お刺身用に捌いても、
まだ残っています。
残りは、バター焼きにしてくれました。
こんがりとした焼き色がつき、
外は香ばしく、
中はふっくらと仕上がっています。
お刺身や唐揚げとは
また違うおいしさがあります。
今夜も楽しい夜になりました。
奥さんと私が、協力できた料理は
冷凍庫の魚を使った、魚汁です。
冷凍庫の魚は、熱湯をかけて,解凍します。
味付けは、昆布、カツオ節、味噌を使って
味噌汁味にしました。
豆腐をサイコロ状に小さく切って入れます。
金城正則さんに味わってもらうと
これは、美味しい!
これなら毎日頂きたい、との絶賛でした。
沖縄では、マース煮と言って、
塩だけで味付けすることが多いのです。
それを、味を変えたので、美味しく感じたのです。
皆さんに、美味しいと評価され、良かったです。
今夜も、ゆうかさんがホテルへ車で送ってくれました。
かなり飲んだので、ゆっくり休もうと思います。