金武大川の長命泉は、夏の渇水時でも枯れることはありません。
金武大川の長命泉は、まろやかな美味しいお水です。 第124回沖縄訪問(10)
金武大川の長命泉は金武町にあります。金武町で有名なのは、ウッカガー(金武大川)です。昔から、水が枯れたことがないと言われる、不思議な泉です。以前にも、松田光正さんと一緒に来ています。
金武大川は、並里地区の中央にある、琉球石灰岩の多孔質を基盤に
地下水が湧き出た、井泉です。
大正13年に、衛生的に使用できるよう並里地区が工事を行い、飲料水、男女別の浴場を設けたそうです。
干ばつにも耐え、豊富な水を湧き出し、稲や水芋の生産にも使われているのだそうです。水量は一日千トンを越えるのだそうです。
長命泉の周りには、かっては、ガジュマロの林だった面影が残っています。
ちょっと、味見に飲んでみましょう。ペットボトルに汲んで、飲んでみると、まろやかな味でした。片山正喜さんも、この長命泉だと、ヤンバルまで水汲みにいかなくて済むと喜んでいます。
長命泉のあとは、金武岬に行ってみるつもりが、アメリカ軍の施設を通るので、通行止めになっていました。
すぐ近くの海岸に、ブルービーチがあります。ブルービーチを迂回して、海岸にでたいと、道を探しています。
農地が続き、なかなか、海岸線に出る道がみつかりません。
やっと、地元の、畑仕事をしているお年寄りの方に、道を聞きだし、やっと、ブルービーチの近くにでました。
ブルービーチでは、以前に、米軍の上陸と、出動の演習をすぐ近くから見ました。
今日は、ブルービーチには誰もいません。北朝鮮が、韓国の延坪島へ砲撃をして以来、沖縄でも、軍事的緊張が高まりました。
沖縄の人たちも、アメリカ軍の基地が近くにあると、砲撃されるのではないかという不安感があります。
ブルービーチは、今日は静かですが、日米共同演習が始まると、緊張した空気に覆われると思います。
平和で、静かな海が続いてほしいと、思いました。
2010年11月24日(水)