沖縄恩納村 恩納村はサンゴの村宣言をしています。サンゴの養殖

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沖縄恩納村 恩納村はサンゴの村宣言をしています。サンゴの養殖   第178回沖縄訪問(3)

恩納村はサンゴの村宣言をしています。

恩納村に面した海には以前には、

サンゴがたくさん育っていました。

しかし、今は自然環境の変化

水温が上昇し、サンゴは白化現象が起きています。

オニヒトデの大繁殖も脅威でした。

オニヒトデの大発生で、

サンゴがオニヒトデに食べられたこともありました。

海域によっては90%のサンゴが死滅する事態でした。

恩納村の海でシュノーケリング

オニヒトデの長期的な駆除活動によって

オニヒトデの大発生は未然に防がれていますが

この結果、以前のような美しいサンゴの群生は

ほとんど見られなくなっています。

もう一度、サンゴの群生を育てるには

長い年月がかかります。

そこで恩納村役場ではサンゴを育てて

ある程度大きくなると

海に移植するサンゴの保護活動をしています。

以前にもサンゴの養殖センターを訪れたことがあります。

サンゴの村宣言をしている恩納村役場はどんな処かな?恩納漁港には恩納漁業組合が経営する、 サンゴを養殖する場所があります。

サンゴの育成をしているアルミ温室に行きました。

今回はどのように変わったのかサンゴの育成をしている

アルミ温室に来てみました。

年末のせいなのか、ハウスの中には

担当者やサンゴのお世話をする人は

誰もいませんでした。

見るだけならいいのかなと思って中に入って

サンゴの育成状態を見せていただきました。

小さなプールを作っていてそこに

サンゴの苗を育てていました。

海水はポンプですぐ近くの海から

新鮮な海水を引き込んでいます。

サンゴを育てるプールは深さは

30cm程度の浅いプールです。

コンクリートの支柱にサンゴを取り付けて

ある程度育つとやや深い場所へ移植をしています。

サンゴが波にさらわれたり

踏まれない様に海底に鉄の杭を打って

サンゴの苗を取り付けています。

サンゴは少しずつ成長し、

テーブルサンゴに育ってきています。

恩納村の海をもう一度サンゴの海にするためには

大変な努力と手間とお金がかかるようです。

サンゴが育つとサンゴ礁が出来て

サンゴ礁には小魚が集まってきます。

その小魚を狙って中くらいの魚や

大きな魚がやって来て、サンゴ礁は

魚の集まる場所になっていきます。

そうなれば、グラスボートで沖に出ると

サンゴ礁とサンゴ礁に集まる

カラフルな魚たちを見ることが出来ます。

とても気の長い計画ですが

蒔かぬ種は生えないように

サンゴの苗を植えなければ

サンゴ礁は育ちません。

恩納村の海がいつかサンゴ礁に囲まれ

沢山の熱帯魚が泳ぐ、

豊かな海になることを期待しています。

そのためには、応援も必要です。

ふるさと納税制度を活用する方法もあります。

沖縄の海が好きな、全国の方から

ふるさと納税で支援があったら、

サンゴ養殖のお手伝いになります。

恩納村が、沖縄の他の市町村が取り組んでいない

世界一サンゴにやさしい村になるよう

応援をしたいと思いました。

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