「エイサー祭り」は、例年よりもスタートを早め、終了時間を深夜12時までには終わるように、前兼久青年団で調整が出来ました 第112回沖縄訪問(16)
沖縄県恩納村前兼久のお盆の行事「エイサー祭り」は、例年よりもスタートを早め、終了時間を深夜12時までには終わるように、前兼久青年団で調整が出来ました。
【沖縄恩納村の4大行事は、お正月・清明祭・ハーリー祭・旧盆のエイサー祭です。お盆はウンケー・ナカヌヒ・ウークイと3日続きます 第112回沖縄訪問 その16】
金城家には、金城正浩さんと甥の金城正道さんもいます。今日は、男部屋と女部屋に別れていて、女部屋は台所を中心に女性が集まっているようです。
子どもたちは両方を行き来して、キャーキャー騒いでいます。
子どもたちは大喜びで、あっちでは騒ぎ、こっちでも騒ぎ、松葉博雄の側によく寄ってきます。
子どもたちは、いとこの関係になります。小さいときから、こんなに近くで集まっていると、大きくなってもお友達になります。
おもちゃを取り出しては、次から次へと遊んでいます。
近くの山城景孝さんと道子さんがやって来ました、山城道子さんは自分の家の接待もあるので、顔を出して、仏壇にご挨拶したら、すぐに帰られました。
お仏壇の前には、お供物がたくさんあります。松葉博雄のものもあります。
台所側の方に取材に行ってみました。あんころ餅、揚げ物などがあり、台所には、台所の神様を祀っています。
突然、利絵ちゃんがやってきました。
利絵ちゃんは、今年が最後のエイサーに参加となるので、昨日から準備をしています。
利絵ちゃんは、エイサーの踊りに参加していて、踊りの一行が家の近くまで来たので、金城家の本家を覗いたようです。一緒にいるのは、登川喜永さんの長女さんです。記念に松葉博雄と一緒に写真を撮って頂きました。
登川喜永さんのお嬢さんは、学校の先生をしていて、明日はPTAの会があるそうで、夜遅くまでエイサーに参加出来ないそうです。
金城家の前にある前兼久共同売店の角のところに、エイサーがやってきました。ここがこの辺りで最後の仕上げの場所になります。
今日は11時台に最終のエイサーが始まるので、例年より、3時間も4時間も早く終わることになっています。
路地から路地へ、各家の仏様の霊を送るためのエイサーがなければ、仏様はあの世に旅立つことが出来ません。
拡声器で三線の民謡をならし、小太鼓、大太鼓、口笛が鳴り響き、女性は手踊りでエイサーを踊ります。
何曲か進むうちに、今度はカチャーシーになってきて、売店の前に前兼久青年団の旗が立ちます。ここでみんなが参加して、阿波踊りのような手踊りをします。
皆さん、三線に乗って、鳥になった気持ちで、風になった気持ちで、踊るのです。
懐かしい人の顔も見えました。しばらく踊った後は、またお仏壇に戻ります。
2009年9月3日(木)