人生のマーケティングを兵庫県立大学で講義した時に頂いた感想及び要望 ~3回生、4回生~

人生のマーケティングを兵庫県立大学で講義した時に講義で頂いた感想及び要望です。

人生のマーケティングを兵庫県立大学で講義した時に講義で頂いた感想及び要望を紹介します。人生のマーケティングには、学生の皆さんは大変興味を示してくれました。

1.今回の講義の感想はいかがでしたか?

兵庫県立大学 にて

商経学部 女性

実際に会社を経営している人の話が聞けてよかったし、楽しい。苦労話、というのではなく、自分の会社を客観的にみて話してもらえるところが勉強になる。

松葉よりコメント 「これからも頑張ります」

学校の講義が楽しいと思うこと自体が少し不思議なことです。あなたが楽しいと思うのは、きっとこの話に興味が注がれるからではないでしょうか。

私たち講師陣も楽しいと言われると、「またこの次はどのようにしてこの講座を盛り上げていけばいいのか」と、ついサービス精神が出てきます。

商経学部 男性

大学に入ってはじめてマーケティングという言葉を知りました。これまで授業や書籍で勉強してきましたが、それでもまだまだマーケティングの氷山の一角に触れられているのか分からないほど、奥深いものだと感じ、学べば学ぶほどますますマーケティングに興味がわきます。

今日の講義で、ビジネスの世界で働いている人でもマーケティングを勘違いしている人がいると聞いて、驚きました。知識を確実に知って、理解していないと、取引先を失うことになったりすると思いました。

松葉よりコメント 「人生のマーケティング」

マーケティング研究は、理論的にも奥深く研究がされています。これがマーケティングだと一言で言う事も難しいほどです。あなたのアンケートにある「氷山の一角」と言われた通りで、ほんのわずか見えるだけかもしれません。私の伝えたいことは、膨大なマーケティングに関する知識ではありません。

私たちの人生そのものを自分自身がどのように描いていくか、このことが人生のマーケティングとも言えます。今の若い学生の時代に、自分自身の人生のマーケティングを描くことの一助となれば講師としてこれに勝さる嬉しいことはありません。

商経学部 女性

私はさんプラザコンタクトレンズの顧客の一人です。いつの間にか無意識のうちにそうなっていました。

なぜ私が数あるコンタクト販売店の中からさんプラザコンタクトレンズを選んだのか。それはまず単なる偶然で一度店を訪れ、その時は特に何もなかったため、必要に応じてもう一度店を訪れました。そうするうちに常連となっていました。それは、私の無意識な部分でさんプラザコンタクトレンズさんのサービス・商品に満足させられていたからであるのは間違いありません。

私は、就職活動中、数多くの会社を訪れ、その会社の理念も聞きました。どれもとても素晴らしい内容だったにも関わらず、実際にその会社の店を訪れてみると、理念とはかけ離れた質の悪いサービスを提供している店がいくつもありました。「お客様を大事に考える」理念を掲げ、実行されているさんプラザコンタクトレンズさんは素晴らしい会社だと思います。また利用させていただきます。

松葉よりコメント 「感動しました」

私自身が求めている顧客満足の追求がこのようなマーケティング講座のアンケートの中から頂けるとは思ってもいませんでした。普段理論研究をして実践が伴っているか不安な面もありましたが、今日のこのアンケートを読んで大変自信が得られました。私のほうから感謝の気持ちをさしあげたいと思います。ありがとうございました。

商経学部 男性

昨年に松葉眼科にてコンタクトレンズを購入しましたが、その時に講義でお話していたように、すだちではなくペットボトルのおちゃ(350ml)を頂きました。その時に実はカバン等を持っていなくてポンッと渡されたお茶に困りました。この講義でそのおまけの意図を知ったので、何を狙って、どのような事をするのかというマーケティングを少し知ることができました。

松葉よりコメント 「反省」

沖縄のある離島では、玄関先にいつ誰が来てもよいようにお茶と湯のみ茶碗が用意されています。これは、お客様を歓迎するという意思表示が玄関先に表れています。

私たちの顧客へのサービスの1つとして、暑い時には冷たいお茶を、寒い時には熱いお茶をおもてなしの1つとしてお出ししています。しかし、このような気持ちも一歩誤ると、何か物を差し上げることでその後ろに隠れた心が伝わらないこともあります。

このアンケートで、私自身も我が社のサービスの気持ちがもっと心から通じるように反省しております。

商経学部 女性

はっきりとした声と要点をまとめたパワーポイントで、分かりやすく集中して聞けました。企業において理念・志ということが重要であることが分かった。コンタクトレンズを買っていただいたお客さんにすだちをプレゼントするということで、お客さんの満足度があがる。そういうささいな気使い、付加価値というものでお客さんの心をつかむということは大事なことだと思ったし、一番印象に残りました。

松葉よりコメント 「安くするより心をこめて」

お褒めを頂きまして有難うございました。私も大学院でマーケティングの難しい理論を学びました。しかし、実際の企業経営や人的サービスを実践するサービス業では、理論だけでは対処できません。マーケティング研究の分野においても、顧客満足が重要なテーマとなっています。

顧客満足を理論的に展開することと実践することは差があります。大きな違いは顧客がすぐその場にいるかどうかということです。人の気持ちを惹きつけるには、その場の雰囲気でしか分からないことがあります。顧客の声は顧客に聞くのが一番です。単に低価格訴求だけでなく、気持ちをこめたサービスを心掛けています。そのために、理論が頭の中にあり、そして実践となってあらわれてきています。

商経学部 男性

まず、現在で社会で実際に活躍している方に、実際の経営理念を聞ける授業ということを聞き、魅力的な講義だなと感じました。私は現在バイトという形で働いていますが、その店にも経営者という人が存在します。

その時に感じることが嫌なことであることが多いのですが、それはやはり従業員としての立場からの見解であり、今日、経営者側の立場の意見を聞き、考え方を少し広げてみることができると思えたので、勉強になる部分が多い。

松葉よりコメント 「マーケティングの皮膚」

人的サービスを行う企業においては、経営者が直接顧客にサービスできないことがあります。百貨店、スーパー、チェーン店などでは、経営者は自分が顧客に対してしたいと思うサービスを実践することができていません。

経営者の代わりに顧客に人的サービスを行うことは、現場従業員の役割となっています。顧客にサービスを実践し、顧客満足が得られるかどうかは現場での従業員の行動により評価されます。したがって、現場従業員はたとえアルバイトであろうとも、経営者から見ればマーケティングの皮膚といえます。この皮膚から顧客の満足に対する充実感が伝わってくるかどうかによります。

商経学部 女性

昨年実践経営、マーケティングを受講させて頂きました。

あの時感じた「リアルな経営」というものや、これから社会に出ていく上で身につけるべきだと知ったことは多く、就職活動を進める上でもあの講義をよく思い出したものです。

あれから1年経ち、改めて今日講義を受けてみて、またあの時とは違って新鮮な感じに思え、これからの講義が楽しみです。4回生の今だからこそ受講する意義があると強く感じました。1コマ1コマしっかり噛みしめたいと思います。

松葉よりコメント 「就職活動のお役に立てて嬉しいです」

昨年に続き、今年もこのマーケティング講座を受けていただき、有難うございます。昨年の講義がその後の就職活動にどのようにお役に立てたのか、私のほうから知りたいぐらいです。

多くの学生の方が同じことを聞いていても、それがその後にどのように消化され、知識の血となり肉となるのか大変興味のある課題です。しかし、このアンケートのように実際に大切な就職活動の一場面で頭の中をよぎって役に立てたのであれば、私たちの役割は生かされたと思います。

2004年10月07日(木)