東日本大震災被災地への復興支援として、松葉眼科から医療機器を寄付します。

東日本大震災被災地への復興支援として、松葉眼科から医療機器を寄付します。阪神淡路大震災でえた教訓は、耐えてやり抜く強い意志と感謝の気持ちです。

この度の東日本大震災と大津波に被災された、

多くの被災者と犠牲者の方に、

お見舞いとお悔やみを申し上げます。

皆様の生活から、1日も早く

緊張や不安がなくなりますよう、

心よりお祈りいたします。

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阪神淡路大震災の時には、

眼科機器のスリットランプが壊れて、

診療に支障が出ていました。

その時、日本眼科医会を通じて、

スリットランプを貸与していただいたことがあります。

この阪神淡路大震災で支援していただいた

感謝の気持ちを表せないかと、

今度は、松葉眼科から、

東日本大震災で罹災した眼科に、

スリットランプをお返しする

ことはできないかと、考えました。

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これをメニコン社へ相談しました。

メニコンには仙台営業所があり、

被災地の状況に詳しいと思い、

スリットランプをお返しする仲介をお願いしました。

そうすると、スリットランプが

壊れて困っているという眼科があることが分かりました。

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それは、石巻市の眼科です。

情報では、診療ができるように復興が進んでいても、

なかなか眼科の専門機器が

手に入らないということでした。

松葉眼科にあるスリットランプの中から一台選び、

再度点検をし、メニコンさんの手で、

石巻市の被災地に届けられました。

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輸送用の梱包は、専門の会社へ委託されます。

4月1日にキリン木材株式会社にて

医療機器用の梱包をされ、

西濃運輸を通して輸送後、

4月5日にメニコンの仙台営業所に

到着したという知らせと、

その様子の写真を頂きました。

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まだまだ余震も続き、

食糧や物資不足で不安な日々を

送られている被災者の皆様に、

医療の面での物資不足を少しでも補って、

適切な検査・治療を受けて頂ければと思っております。

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少しずつ色々な状況が変わり、

必要な支援にも変化があると考えています。

阪神淡路大震災で得た教訓は、

復興には、長い期間が必要なことです。

その間、じっと耐えて、

なんとか復興をやり抜くという、

強い意志が必要です。

そして、周りへの感謝も必要でした。

その感謝の気持ちを、

東日本大震災の被災者の皆様へ伝えたいと思います。

東日本大震災の被災者の皆様へ、

私たちができる支援活動を、

今後も行っていきたいと思います。

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2011年4月5日(火)