パン,ミルクが嫌いなわけ いちじくジャムを見て思い出す悪魔の飽食 ガリオア・エロア資金

投稿No:8729

パン,ミルクが嫌いなわけ いちじくジャムを見て思い出す 悪魔の飽食 ガリオア・エロア資金  パン ミルクが嫌いなわけ パンが嫌なら副食も厭になってしまいました。

パンに塗るいちじくジャム

和食が大好きで、パン食は苦手です。

パン食につながるチーズ、バター、マーガリン、

ジャム、マーマレードなども苦手です。

奥さんは、私が食べないので、普段はパン食をつくりません。

先日北淡町の金崎農園で買ってきたいちじくで、

奥さんは、ジャムを手作りしています。

保存のためのガラス瓶を多めに煮沸消毒しましたが、

大きないちじくの実5つでひと瓶分の量でした。

もう少しいちじくをたくさん買えばよかったと奥さんが残念がっていました。

パン ミルクが嫌なわけ 給食からの始まり

私は小学生の頃、給食のパンとミルクが大嫌いでした。

嫌いになった理由は、どちらも不味いからでした。

パンは、細長い、底がベトベトとした湿気のあるコッペパンでした。

当時は、お米は出なくて、給食はすべてパン食でした。

いつも、先生に見つからないように、

隠れてパンを残していました。

写真出所 全国学校給食会連合会HP

担任の先生もパンが苦手

卒業後に聞いた話ですが、

ある学年の担任の男の先生もパンが苦手だったそうです。

生徒の手前、パンを残すことができないので、

先生は一計を案じました。

先生の席を生徒たちと向き合わないで、

生徒たちの後ろに替えたのです。

これなら、給食の時、

生徒たちには先生がどうしているのかわかりません。

これで、先生も苦手なパンとミルクを

こっそり残せるようになったそうです。

パン ミルクが嫌なわけ 悪魔の飽食 ガリオア・エロア資金

日本はコメ文化です。

パンを食べる文化が広がるのは、戦後からです。

アメリカの小麦粉を日本で沢山売るために、

アメリカは日本の学校給食にパンを食べる

ようにしました。ガリオア・エロア資金で日本に食料援助の名目で、

米からパンにシフトするように

戦略的マーケティングを実施したのです。

パンと一緒になっていた、脱脂粉乳ミルクもひどい味でした。

匂いは乳臭くて、味は泥水のようでした。

うまく溶けずにドロドロ状態になったミルクを、

鼻をつまんで無理矢理 飲んでいました。

ガリオア資金(占領地域救済政府資金)とは

 
日本向けには「家畜の飼料」用であった
 
脱脂粉乳」「雑穀類」を食料として送りました。
 
援助開始時には無償とされたが、1948年01月、
 
アメリカは突如として日本に対し返済を要求しました。
 
日本は反発しましたが返済協定が調印され債務は、
 
1973年に前倒しで完済しました。
戦後、増産を続けていたアメリカの余剰農産物の
 
はけ口として日本は標的になりました。
 
家畜の飼料の飼料用の小麦や脱脂粉乳を
 
「善意」による無償の食料供給という形で、
 
学校給食などに供給したのです。
 

アメリカ国家戦略 余剰農産物処理法(農業貿易促進援助法)

 
1950年代になると、
 
アメリカは余剰農産物を将来にわたって売り込めるように策謀し、
 
1951年サンフランシスコ講和条約締結により
 
日本は形のうえで独立国となると同時にガリオア資金援助を打ち切り、
 
1954年にアメリカは余剰農産物処理法
 
(農業貿易促進援助法)を成立させました。
 
パンと脱脂粉乳を使った学校給食を食べた子供たちが大人になったとき、
 
パンを食べることが当たり前にする習慣性を狙ったものでした。
 
パンを食べれば、
 
副食は牛乳製品・卵製品・肉製品となりそれらの畜産物を
 
飼育するための飼料であるトウモロコシや大豆(これもアメリカ余剰農産物)
 
なども同時に輸入せざるを得なくなる図式でした。
 

資料出典 CNX掲示板 

パン ミルクの食事が嫌い 副食も苦手

私は、これでパン、ミルクと副食が嫌いになりました。

アメリカの国家戦略は、私の中では失敗しています。

小学校の給食のパン、ミルク、マーガリン、バター、

チーズ等が嫌いになって以来、

今日までパン食は全く食べていません。

マクドナルドのハンバーガーも、

お店にはまだ一度も行ったことも、食べたこともありません。

パンを食べないので、ジャムも戴きません。

奥さんの作るイチジクジャムは大人気

奥さんは、ジャムを私に勧めることは諦めて、自分用とプレゼント用に、

いちじくジャム造りに専心しています。

これまでの実績では、奥さんの手づくりジャムは人気が良いのです。

いちじくの一つ一つの皮をむき、ざくざくと大きめにカットします。

大きめにカットすることで、

とろとろに煮てもいちじくの食感が残ります。

ジャム用のいちじくは、

少しだけ格落ちしたいちじくを使うのですが、

奥さんは、上等ないちじくも混ぜています。

甘味料は砂糖を避けて、ラカンカ糖を使っています。

ラカンカ糖の甘さは、砂糖と同じぐらいの食感があります。

これなら、糖尿病の予防になります。

夏の味覚 旬を美味しく いちじくジャム 

奥さんは、大きなお鍋に入れたいちじくに、

さっさっとラカンカ糖を振り掛けていきます。

和食の場合は、私が味付け担当に呼ばれています。

ジャムの味付けの場合は、私に声がかかりません。

ジャムづくりにはレモン汁を入れるそうですが、生憎切らしていたため

梅のシロップで代用します。

お鍋に水とシロップも加えて、ラップをかけて1時間寝かせます。

アク取りは、3回もしています。

寝かせたら、弱火にかけて、コトコトゆっくり煮ていきます。

甘酸っぱい良い香りがキッチンに満ちています。

煮詰まって、とろとろになったら出来上がりです。

きれいなピンク色のいちじくジャムが出来上がりました。

さっそく瓶に詰めていきます。

今回のいちじくジャムは、大きな瓶3つと小さな瓶1つ分の量でした。

明石海峡大橋を見ながら、パンとジャムの朝食

朝の食卓にパン、バター、いちごジャムの朝食が並びました。

私がパンの匂いを嫌がるので、

奥さんは一人で夏の朝日を浴びながらの朝食を頂きました。

奥さんは生の食パンにバターを塗り、

そこにたっぷりいちじくジャムを載せるのがお気に入りです。

いちじくの爽やかな甘みとほのかな酸味が良い塩梅です。

代用した梅シロップがとてもいいアクセントになっていて、

大変おいしかったそうです。

パン,ミルクが嫌いなわけ 悪魔の飽食 ガリオア・エロア資金 まとめ

とても上手にできたので、

奥さんはあちらこちらにお裾分けをしていました。

よく食事をご一緒したり、

菜園の害獣除けを作ってくれたりするご近所の中村さんご夫妻の奥様に、

先日自宅の菜園の枇杷の木になった実をお分けしたところ、

美味しい枇杷の手作りジャムを頂いたので、

お返しにいちじくジャムを差し上げました。

長いお付き合いの友人や、奥さんの妹にもお裾分けしました。

どんどんお裾分けして、奥さんが食べる分はほとんど無くなりましたが、

美味しくできたものを分け合って喜んでもらえたら、

とても嬉しくて満ち足りた気持ちになっています。

残念なのは、旦那さんが一緒に美味しいと食べてくれないことです。

これも、原因はアメリカの国家戦略であったガリオア・エロア資金で、

自国で余った「家畜の飼料」「脱脂粉乳」「雑穀」を

日本の子供たちに食べさせた結果です。

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