趣味の食器 レトロでも、モダンでも、奥さんの好きな食器 食器好きは料理好き
投稿No:8683
趣味の食器 奥さんの好きな食器選び
趣味の食器 奥さんの好きな食器
今日は奥さんと一緒に
淡路島洲本市の骨董のお店『淡路レトロ』に、
夏のお皿を見に行きました。
趣味の食器 奥さんの好きな食器とは
奥さんの食器選びのポイントは、
色と絵付けの丁寧さと、使い勝手の良さ。
菊のような形の縁のお皿を見つけました。
特に深い藍染付けのお皿がお気に入りです。
骨董店なので、珍しい形のガラス製品や
昔懐かしいキャラクターの置物も
目を引きます。
眼科で使っていた洗眼瓶
懐かしいものを見つけました。
昔、眼を洗う際に使われていた洗眼瓶です。
昔は、どこの眼科でもほとんどの患者様に洗眼をしていました。
今のように抗菌剤などもない時代は、
この洗眼瓶にホウ酸水を入れて
洗浄をするしかなかったのです。
最近では、むやみに洗眼をすることは
あまり良くないと考えられているようです。
涙には角膜を保護する物質や細菌の侵入を防ぐ免疫成分、
栄養素なども含まれており、洗眼をし過ぎると、
大事な物質まで流れてしまうからです。
また、近年、優れた抗菌剤の目薬が開発もされているので、
眼科で洗眼をするのも必要な人にだけ、
というふうになっています。
思いがけず目にしたものから、
懐かしい思い出やエピソードが出てくるものです。
今ではもうお目にかかる事ない、
懐かしいものを見つけるのも、
骨董屋の楽しいところです。
趣味の食器 奥さんの好きな食器 季節感のある食器
淡路レトロには家具、家電製品、おもちゃ、絵画など、
さまざまな物が売られていますが、
お目当てはお皿です。
所狭しと積み上げられた骨董品の数々。
掘り出し物とはよく言ったもので、
見ているだけでも楽しいです。
『淡路レトロ』の主人、山本さんに尋ねて、
好みのお皿を出してもらいました。
まず選んだのが、
涼しげなブルーの縁取りのガラスの器です。
冷たい前菜やゼリーなどを載せるのに良さそうです。
更に、小鉢や平皿を選びます。
藍色と白のコントラストが美しいです。
趣味の食器 奥さんの好きな食器 お皿選びの条件は
お皿を選ぶ条件は、奥さんの好みの
お皿の条件に沿っていることです。
染付皿がすき、(写真真ん中・小皿)
藍色がすき、 (写真右下・平皿)
季節感があるのが好き、(写真左下・ガラスの器)
なんでも使えそうな皿がすき、(写真左上・深皿)
作った料理が映える食器がすき、など
この条件を満たお皿を探します。
骨董店では、値段交渉の駆け引きも醍醐味のひとつ。
趣味の食器 奥さんの好きな食器 今日の掘り出しもの
今日はこれらのお皿を購入しました。
ガラスの器と藍染付の深皿、平皿、調味料を入れる小皿。
趣味の食器 奥さんの選んだ食器に料理を載せると
さっそく、購入したお皿に
奥さんの作ってくれたお料理がきれいに
盛り付けられました。
この深皿は直径20cmくらいです。
煮物や煮びたしを入れてもいいし、
ラーメン鉢にもなります。
しかも、手書きで
丁寧に絵付けがされているのも素敵です。
使い勝手が良いもの。
それが奥さんのお皿選びの大きな基準の一つです。
趣味の食器 食器好きは料理好き
奥さんはお料理が上手です。
普通は、作った料理にはどのお皿が合うかな?と考えます。
うちの奥さんは違います。
お気に入りのお皿にはどんなお料理を盛り付けようか?
そこから入ります。
お料理のレパートリーを思い浮かべながら、
いろんなお料理と相性の良い
お皿を選ぶのです。
趣味の食器 奥さんの好きな藍染
この小皿も深い藍色や形が特徴的で、目を引きます。
藍色はもともと植物の藍を原料とした
最古の染料のひとつで、
日本人には大変馴染み深い色です。
江戸時代には古来のものより緑がかっていない
純粋な深い青色を藍色と呼ぶようになりました。
多くの絵師が好んで使った色であったことから、
外国では「ジャパン・ブルー」と呼ばれていました。
趣味の食器 奥さんの好きな食器 盛り付け
こちらも奥さんの好きな
古伊万里の赤絵のお皿と、お刺身。
古伊万里の赤絵のお皿には、白い食材が映えます。
この日もタコやイカといった
身の白いものとツマの白が、
赤絵の色と紅白の対になって鮮やかです。
こちらも、涼しげなブルーの縁取りの
ガラスの器に赤いエビがきれいです。
対比色は互いの色をより鮮やかに見せる効果があります。
食欲をそそるカレー。
夏バテも吹き飛びます。
瑞々しいトマトを丸ごと。
買ったばかりのお皿と、
お気に入りのお皿に合うお料理が色とりどりに
食卓に並べられました。
趣味の食器 奥さんの好きな食器 旬を意識する
これは私の漬けた梅のシロップです。
サッパリしていて、食前にぴったりです。
私は裏方に徹して、
奥さんの料理を華やかにするためのお手伝いを
しています。
夏の食卓に欠かせない冷ややっこ。
夏はどうしても食欲が落ちてしまいがちですが、
奥さんがこうして見た目にも
美味しい食事を用意してくれるので、
私は夏バテ知らずです。
旬を意識することで、心も体も健やかになります。
趣味の食器 夏の涼しさ
西洋の磁器も美しいですが、
日本の陶器も使うほどに味が出て素敵です。
物というのは使うほどにしっくりと馴染むようになります。
お料理は絵画や芸術品と同じです。
盛り付けやその器も含めて完成するのです。
日本画や掛け軸も、美しい表装を
施すことで作品がぐっと引き立ちます。
ですから、器にこだわりを持つことは非常に意味があります。
奥さんは器にもとてもこだわって、
その器に合う美味しい料理を作ってくれます。
今日も感謝しながら、美味しくいただきます。
【出典 洗眼の功罪 / 藍色とは?伝統色のいろは 】
2020年6月21日(日)