神戸 花火大会 経済効果は「花火大会の総費用-観客が使った総額」で、計られます。一万発で、観客が25万人だと、いくらつかったでしょう?
神戸 花火:人が集まる行事には経済効果があります (2)
神戸の花火大会は毎年行われています。
神戸港の、中突堤を会場とした、海上花火大会には、海から見物する船で、今にも船と船が、ぶつかりそうな混み具合でした。
観光船の他、漁船も入ってきます。
海上保安庁の巡視船は、マイクで注意を呼びかけています。
19時半ごろになると、日もすっかり暮れて、いよいよ花火が打ち上がる時間になってきました。
みなとこうべ海上花火大会の去年の来場者数は約25万人です。
このハーバーランド一帯に、そんなにも沢山の人が集まっているとは、驚きです。
花火の打ち上げ数は、1万発です。
一万発といっても、1時間程度で打ち上がってしまうのですから、花
火の数え方とは、不思議なものです。
これが、5000万か1億円もかかる金額になります。
しかし、25万人の人が、たとえ一人3000円使えば、7億5千万円
にもなります。全体では元がとれます。
交通費、飲食費、衣装、ホテル宿泊利用、遊覧船、会場整備、警備費
などの間接費用を考えると、一人5千円から一万円になります。
12億5千万円から、25億円の経済効果が予想されます。
花火はひとつの円で、一発と数えるわけではありません。
花火の打ち上げ発数の数え方は、 3寸玉を基準に一寸ごと二乗し、
数えます。
3寸= 1発 、 4寸= 2発 、5寸= 4発 、 1尺=128発 ・・・ と換算します。
ということは、目に見えてるひとつが1発ではありません。
ちなみに、 10号玉=6万円(1尺玉 約30cm)で、20号玉で、55万円です。
真っ暗な海を照らす、色鮮やかな花火が、次々と打ち上がります。
小さいものが沢山あがったり、大きくて迫力のある花火が、空一面に
広がったりと、なかなかの演出です。
U君は、はじめての花火に、どのように反応するか心配でした。
尺玉の、お腹に響くような大きな音に、怖がって、泣き出しました。
乳児にとっては、花火なのか、衝突音なのか、戦争なのか、わけのわからない恐怖です。
船の上で花火を見ると、花火があがると同時に、真っ暗な海に他の船
の影が浮かび上がり、周りのホテルや建物の夜景と映えて、陸で見る
のとは違った景色が瞳の前に広がります。
周りに視界を遮る大きな建物もありません。
遊覧船が港について、船を下りる間際、良循環がありました。
隣の席の家族の集合写真を写してあげると、うちの家族の集合写真を
写してくれました。
お互いが、全員の写真が写せました。
ちょっとした気遣いでしたが、我が家も隣の席の人がシャッターを押
してくれたので、集合写真が残りました。
2010年8月7日(土)