兵庫県丹波篠山市「真南条上営農組合」では、休耕地を借り受け、地主に代わって、農地を守っています。自然薯庵(じねんじょあん)で昼食です
兵庫県丹波篠山市「真南条上営農組合」では、休耕地を借り受け、地主に代わって、農地を守っています。耕作には人手がたくさんいります。 自然薯庵(じねんじょあん)で昼食です。丹波への近隣ツアー(5)
丹波篠山市「真南条上営農組合」
兵庫県丹波篠山市「真南条上営農組合」という組合があります。
休耕地を借り受け、地主に代わって、農地を守っています。
耕作は、畦の近くの稲を切って、水はけを良くする農業方法もあります。
水はけがよくなると、美味しいお米が捕れるということですが、
農薬を使っている畑かどうかは、雑草の具合で分かります。
もちろん、農薬がないほうが雑草が良く茂っているので、
農薬を使わないで雑草を除去するのは、草刈りの世話が大変です。
畑の脇に、クチナシの花が咲いていました。とても良い香りがしていました。
渡哲也さんがヒットさせた「くちなしの花」では、
甘い匂いの、面影が浮かぶような、遠くから見守ってくれているような、
そんな憧れの女性を連想させるような花でした。
全国の農家のように、篠山市真南条の村でも、高齢化が進み、
もう田んぼや畑のお世話が出来ないということで、
手入れをしない田畑が出ています。
このような休耕地や放棄してしまった農地は、放っておくと、
もうお米が作れなくなってしまいますから、
農業法人「真南条上営農組合」が地主の代わりに耕作することもあります。
それをまた助けに、街から農業志願の人たちも集まっています。
丹波には黒豆があちらこちらで育っています。
二村神社を後にして、もう一度、農業法人「真南条上営農組合」に帰ります。
一緒に働いている方から、農作物を頂きました。
農業は、付帯設備やいろいろな機械設備がたくさん必要だということが分かります。
とても個人ですべての機械を買ってやるわけにはいきません。
採算に乗らないからです。
8月30日の衆議院総選挙には、
農業法人は民主党を応援するようになっているようです。
農業法人「真南条上営農組合」では、
休んでいる畑や耕作が難しい状況の畑を預かって、
お米を作る畑を作る、野菜を作っています。
自然薯庵(じねんじょあん)で昼食です
この後、先程の「自然薯庵」に行きます。
お昼を食べた後なので、あまり食べられませんが、そば膳をお願いしました。
そば膳は1100円で、ご飯も付いていました。
農家を改築した広間です。落ち着いた雰囲気です。
お茶請けに昨年穫れた黒豆を出してくれました。
昔の農家とイメージが違います。
電気がたくさん使われ、明るく床もぴかぴか光っています。
窓もしっかり取っています。梁の太いのはすごいなと思いました。
部屋の中には、炉があって、ここで炭火焼きが出来るようになっています。
茅はどのように集めるのでしょうか?
茅葺きもどんどん少なくなる中で、茅葺き職人も減っています。
茅の素材もなかなか捕れにくくなっていました。
そば膳が出てきました。手打ちそばです。
お米はとても食べきれなかったので、持って帰りたかったのですが、
今の夏の時期は食中毒が起きやすいので、持ち出しは不可と言われました。
残念ながら、食べきれません。
お蕎麦は、そばつゆで頂きますが、山芋が付いています。
これと一緒に食べると、ツルツルッとのどごしが良くなります。
食べている間に、少し雨が降ってきました。
山の斜面に生い茂る木が、カーテンのようになり、
そこに雨が降り注ぐ状況は、とても田園的な癒された空間を感じました。
今日は、農業体験をするところまでいきませんでしたが、
実際に友人が農業に励んでいる田んぼの状況や畑の状況を見て、
農業も大変だなと分かりました。
2009年8月6日(木)