愛犬りんりんの追悼クリスマスの集い:お好み焼きを焼いてから、フランツのケーキにロウソクを灯して黙祷しました
街にはデコレーションのネオンが輝いています。ジングルベルの音楽も聞こえます。
クリスマスは、世界中で祝福と喜びに溢れたように報道されていますが、中には、寂しいクリスマスもあるはずです。
りんりんの追悼のお好み焼きパーティを行いました |
2008年12月24日の初盆に替わる、初めてのクリスマスを有志で集まって、りんりんの追悼のお好み焼きパーティを行いました。
りんりんは、きっと「僕が生きていて、元気な時に、ちょうだい、ちょうだいと言っても、美味しいものをくれなかったくせに、ボクがいなくなると、追悼だとか、可愛かったからねと言って、今更美味しい物を作ってくれても嬉しくないよ」と言っていると思います。
でも、有志は集まりました。すじ肉を買ってきて、よく茹でて柔らかくして、食べやすいサイズにカットします。キャベツはみじん切りにして、甘みがよく出るようにします。小麦粉を水で溶かして、山芋を摺り下ろして、一緒に混ぜて、ふんわりとした食感が出る生地を作ります。
生地には桜エビも混ぜて、風味を出します。天かす、青のり、かつおなどをトッピングに使います。
天かす、青のり、かつおなどをトッピングに使います |
テーブルに設置した電気コンロに、最初、豚肉を敷き、その上にメリケン粉広く広げ、丸い形を作っていきます。今日は、神戸マイスターのフランツから、宅配便のケーキが届いています。
神戸マイスターのフランツから、宅配便のケーキが届いています |
壁には、トナカイを柊の葉で囲んだリースが掛かっています。子供の時には、柊の葉の上と下で、目を覆い、「丹下左善だ」と言ってチャンバラをしていました。今から思うと、柊の葉は、トゲがあって、誤って目の玉に当ると、大変なことでした。
壁には、トナカイを柊の葉で囲んだリースが掛かっています |
1枚目は、実験ですから、そろりそろりと味わってみます。トンカツソースの甘口を掛け、マヨネーズを細く絞ったトッピングも付いて、だんだんそれらしくなってきました。
りんりんがいたら、大変です。床の上から、テーブルに向かって、体を起して、膝の辺りを「ちょうだい、ちょうだい」と爪で引っ掻いて、合図します。
そういうときには、うっかり落とした振りをして、何かをあげると、りんりんは、やっぱり頑張って良かったと、床のお好み焼きの端切れを舐めて満足します。
もし、何もあげなかったら、鼻で息を切り、「ふん」と一声発して、あっちに行ってしまいます。
りんりんを忍んだクリスマスの演出には、ケーキにロウソクが立ち、ガラスコップにも、ロウソクが輝き、ロウの中には、クリスマスキャラクターが透けて見えます。
ロウの中には、クリスマスキャラクターが透けて見えます |
しばし、電気を消して、ロウソクの灯でりんりんに黙祷して、気持ちの中で、りんりんに「ありがとう」を言っています。
りんりんに黙祷して、気持ちの中で、りんりんに「ありがとう」を言っています |
お好み焼きは、3枚焼きました。1枚目よりは、2枚目の方が上手に裏返すことが出来ました。3枚目もうまくいきました。今夜も、ビールをたくさん飲んで、年に一度のクリスマスの夜をりんりんを忍んで、お好み焼きを作って、過ごしました。
2008年12月24日(水)