淡路市北淡町の轟木のびわの実の生産農家が運営する、集荷所に行ってみました。現場を見なければ分からないことがいっぱいありました
2008年6月19日(木)渡船食堂で、美味しい昼食を済ませ、庭で花や梅の実を収穫した後は、お目当てのびわを求めて、北淡町の方に行きます。
大磯から、北淡町に行くには、山越えのルートと、岩屋を経由して国道線に沿って遠回りする方法があります。
今日のルートは、岩屋経由のルートです。
松帆の浦を過ぎると、まもなく北淡町に入ります。
山が海に迫り、狭い国道を対向車を注意しながら、びわの観光農園の旗を見つけるように、注意しながら、進みます。
だんだんと、びわの産地であることを表す旗や、看板が現れて、「淡路びわ発祥の地」の看板を見つけました。
どの店が良いかどうかは、探し方があります。
良く流行る農家には、宅急便のヤマトが足繁く出入りしています。
びわの実を採集するのは、北淡町の播磨灘に面した傾斜地です。
細い急な坂道を集配するためには、ヤマトのトラックは、細い道を駆け抜けるように、小型のトラックを使っています。
集荷所に行きました。集荷所では、多くのびわ発見をしました。
びわの実は、紙の袋を被せ、袋のまま収穫されています。
集荷所では、まず、紙の袋を外し、びわの実を裸の状態にします。
見た目で、商品価値があるかどうかを決めていきます。
傷んでいる物は外れます。
これを電子秤に乗せ、1コずつ取っていくと、電子秤は、声で「Lサイズです」とか、「LLサイズです」と案内してくれます。
箱詰めをする担当者は、電子秤の発声した案内に基づき、それぞれのLサイズや、LLサイズの箱に、納めていきます。
集荷所では、いろいろな工夫がされています。
びわの出荷時期は、一年のうちで、わずか2週間です。この間が、勝負です。
今日、収穫したびわは、今日のうちに出荷し、翌日には、宛先に届いて食べられます。
早く届けなければ、味が落ちてしまいます。そのための工夫がたくさん出来ています。
ヤマトのトラックも、小型のクール便から、中継地で大型のクール便に移し替えられています。
肝心なびわの味ですが、生産農家の話では、2008年は、日照不足があり、びわの実の甘さが、昨年に比べると、甘みに劣るそうです。
30年ぐらいびわの生産農家をやっていても、同じ味、同じように味を揃えることは、無理だと言っていました。
毎年、毎年、さらに、びわの木ごとに、味は違うようです。贈り物に入っているパックの中のびわも、1本の木のびわの実ではありません。
いくつかのびわの木に実った実が、混ざっています。 さて、美味しいびわの実が、当たるでしょうか?食べてみないと、分かりません。