法隆寺五重塔には、仏陀の遺骨が納められていると聞きました。本当でしょうか?

法隆寺五重塔の先端の金属の重さは、約2トンです。この重さで、庇を風圧から守っています。 奈良県大人の修学旅行(3) 社長ブログ奈良/法隆寺/西院伽藍

小・中学校の修学旅行の時に見た法隆寺と、今のようにシニア高齢者になった時に見る法隆寺とは何が違うのか、と考えながら西院伽藍の五重塔・金堂・大講堂の見学に進みます。

まずは拝観券です。拝観料は、大人と子供ははっきり違っています。

大人は一人1500円です。この値段の差は、理解力による差ではなくて、経済負担力に対する差だと思います。

学生ならば、まだ自分でお金を稼ぐ事が出来ないので、親の負担を軽くするために、大人の半額の750円に設定しているのではないかと思います。

この考えは、乗り物でも、映画館などの入場料などでも、同じ値段設定になっています。

西院伽藍に入ると、中央から見れば、左に五重塔、右に金堂があり、その奥の正面には大講堂があります。

五重塔は、インドではストゥーバと呼ばれ、仏教の改装、仏陀の遺骨を納める塔と定義されています。

しかし仏陀の遺骨がそんなに沢山あるものではなく、2500年前の仏陀の遺骨が、日本中のストゥーバに納められていることは、期待できない事です。

法隆寺は日本では初期の仏教寺院なので、後から作られた寺院より、仏陀の遺骨を入手できる可能性は、後の時代よりも強いと思います。

しかし、仏陀が入滅したとき、仏陀の遺骸は荼毘にされ、そして仏陀を敬う8人の有力者に分配されたと伝承されています。

スリランカでは、仏歯寺と言われる、仏陀の歯を遺骨の代わりにお祀りしているお寺もあります。

お寺としては、仏陀の遺骨や、遺髪や、身体の一部がほんの一部でもあれば、それだけ有り難いことで、信者にも、うちのお寺は格式が高いんだと、誇れる事だと思います。

大きな燈籠が、中央部分に安置されています。

徳川綱吉の生母、桂昌院が寄付した、桂昌院燈籠とも呼ばれています。

江戸時代の作品なので、天平時代の作品とは違って、より工芸が細かくなっています。

阪神淡路大震災や、東北の東日本大震災、そして最近の熊本地方の震災でも、瓦屋根は柱にかかる重量が重くて堪えきれず、崩壊しているお寺があります。

法隆寺は、幾度か震災に見舞われているようですが、震災で全壊したお堂は一部だけのようです。

五重塔のてっぺん部分の金具は2トンもあるそうですが、それは五重塔の軒が強風に耐えられるよう、上から押さえる重しのためだという説明を聞きました。

2トンの重しが屋根が飛ばないように構造計算をしているのですから、現代のコンピューターを使って計算した時代の姉歯設計事務所とは、比べものにならない正確さです。

角度を変えて、場所を変えて、五重塔の姿を写真におさめました。

同じように見えるので掲載は絞っています。

2016年5月18日(水)