兵庫縣神戸護國神社(神戸市灘区)でのお花見は、静寂なお花見でした
2008年4月3日(木)テレビの報道では、そろそろ神戸では、桜の満開の時期になりました。
夕方、桜の名所である、灘区の篠原通りと護国神社に桜を見に、奥さんと一緒に散歩に行きました。
りんりんも連れて行こうかと思ったのですが、きっと途中で、「しんどいから、だっこして」と、動かなくなるので、お家で留守番をしてもらっています。
篠原通りの桜並木は、見事に満開に咲いていました。
夕暮れ時なので、近くの神戸大学、海星女学院、松蔭女子学院大学などの学生さんが、並んで下校していました。
静かな篠原北町に、異変が起きています。お屋敷が多い、神戸の閑静な住宅街に、マンションがぞくぞくと建っています。
マンションの開発は、入居する人には良くても、近隣の住宅には、歓迎されていないようです。
かなり歩いて、やっと、護国神社の鳥居が見える、正面に着きました。やはり、りんりんを連れてこなくて、良かったと思います。
りんりんがいれば、途中で、あっちこっち止まって、マーキングして、歩き疲れて止まってしまい、とうとう抱っこになっていたはずです。
護国神社の桜は、満開でした。夕暮れ時なので、今夜の宴会は、桜の下でござを敷いて、場所取りから始まっていると思っていました。
ところが、場所取り競争は、全然ありません。
松葉博雄の予定では、屋台で、ビールを飲んで、おつまみを注文して、黄昏時から、ぼんぼりに灯りが付く夜まで、夜桜を楽しむつもりでした。
ところが、なんと、屋台のお店は、夕方には店じまいの準備をしています。
ビールは、当てが外れて、飲めません。おつまみもありません。
桜を純粋に、まじめに見るだけになりました。下から青空をバックに見る桜が、美しく感じます。
しだれ桜は、そろそろつぼみが咲き始めています。「綺麗な桜だなぁ」と思った、その瞬間、りんりんがいました。
正確に言うと、りんりんとそっくりのシーズー犬がいました。
背中にある幸せの星も一緒です。よく似たワンちゃんなので、しばらく見とれていました。
散歩中のオーナーさんは、携帯メールを一生懸命作成中で、私がりんりんに似たワンちゃんをじっと見ていることに、気がつきません。
「花より団子」と言うものの、団子もビールもありません。ござを敷いて、宴会をしている人もいません。
とても寂しい、静寂なお花見となりました。これも、景気の悪化や、アメリカで起きたサブプライムローンの問題の影響でしょうか?