料理が上手で作った料理を振る舞ってくれる、そんな人がご近所にいないかな?
投稿No:7960
料理研究家の喜びとは、調理した料理を皆さんに食べて喜んでもらう事が満足のようです
ご近所の主婦同士の交流
神戸の市街地に住んでいると、隣近所とのお付き合いは希薄で、普通はたとえお隣同士であってご挨拶をする程度が普通です。
こんな都会の中でも、一寸した御縁が始まりで、いただきものの交換から始まり、作った料理の交換までするようになり、御縁が深くなった方が出来ました。
奥さん同士の交流に、時々は私が作った料理も参加しています。
その方は古くからの住民ではなく、近年越してこられた方で、自宅で料理教室も開いていらっしゃいます。
丹波篠山産の松茸を使った料理
その、料理研究家の先生から、今晩の晩ご飯の差し入れがありました。
頂いたのは、丹波篠山産の松茸を使った土瓶蒸しと、マツタケご飯です。
土瓶蒸しは、土瓶蒸し容器に入れられて、器付きの土瓶蒸しです。
加熱すれば、すぐに土瓶蒸しを頂くことができました。
細かい配慮に、スダチまでついていました。
すだちの果汁を絞って、土瓶蒸しのフタになっているお猪口に、土瓶蒸しの急須からおつゆを注いですだちをかけると、もう秋本番のような美味しいお味でした。
土瓶蒸しの中には、主役の松茸と、脇役のかまぼこと、そして香りを添える三つ葉が入っていました。
土瓶蒸しのおつゆは、別の容器に入っていて、容器から土瓶蒸しのおつゆを取り出して、沸騰するぐらい加熱させて、その後土瓶蒸しの容器におつゆの熱湯を注ぐ方法にしました。
土瓶蒸しの容器をガスで加熱しても良いのですが、借りている土瓶蒸しの容器なので、ガスの火で焦げ目をつけると申し訳ないので、直接火を使うことは控えました。
土瓶蒸しには形の良い蕾の状態の松茸が
土瓶蒸しに入っている松茸は、形の良い蕾の状態の松茸でした。
最初に、すだちを絞らない土瓶蒸しのおつゆを頂き、二杯目にすだちの果汁を絞ったおつゆを頂いて、味比べをしてみました。
土瓶蒸しのそのままの松茸の香りは、すだちに邪魔されないで匂ってくるので、松茸を中心に味わうなら、スダチを入れない方が味は引き立ちます。
しかし、すだちを入れると、酸っぱさが入って、土瓶蒸しの味は大きく変わってきます。
こうなると、すだちを入れない土瓶蒸しと、すだちを入れた土瓶蒸しを何回か交互に味わって、1つの土瓶蒸しで2度の味比べができました。
豚の角煮も
もう一品、豚の角煮を一緒に頂きました。
豚の角煮には、大根、こんにゃくを炊き合わせしていました。
豚肉の角煮はとても柔らかく、大根にも味が染みこんでいました。
豚肉の角煮をお皿に盛りつけてみると、大根に煮汁が奥深く染みこんでいることがわかります。
これは、相当長い時間をかけて角煮を煮込んだ事が想像できます。
主役は松茸ごはん
お茶碗に盛りつけして、マツタケご飯を頂きました。
一緒に頂いた松茸ご飯には、たくさんの松茸が入っていました。
海外産の松茸と違って、国内産、しかも篠山の松茸となると、香りが違います。
予想以上にたくさんの松茸が入っていました。
その香りの良いことは、ブログで伝えられないので残念です。
デザートはイチジクの甘露煮
食後のあとはデザートとして、いちじくの甘露煮を頂きました。
先日、淡路島の金崎農園のいちじくを差し上げました。
そのイチジクを使った甘露煮だそうです。
甘さも頃合いで、冷たくして頂いたので、熱い土瓶蒸しの後に冷たいいちじくは、格好の組み合わせでした。
驚いたことに、ホームメイドのケーキも一緒に頂きました。
ケーキを頂くときに、紅茶を淹れて、すだちを輪切りにしてレモンティーのようにして、すだちティーにしました。
まとめ
さすが料理研究家、頂いた物全てがとても美味しくて、感動しました。
1番嬉しいのは、奥さんが今夜は料理をしなくて済んだことです。
主婦の悩みの中で毎日のように続く悩みは、食事の献立を考えることです。
同じ物を続けて作ると飽きられるし、
手の込んだ物を作ると、その後の片付けの洗い物が増えるので、
これはこれで苦痛のようです。
ケーキも絶品でした。
料理研究家は次々と工夫した料理を作って、それを家族や生徒さんに味わってもらって、その時の喜びの顔を見るのが料理研究家の喜びのようです。
ご近所ということで、料理研究家の生徒ではありませんが、我が家もご相伴できて、大変幸運でした。
2018年9月28日(金)