三菱地所・サイモン株式会社(山中拓郎社長)共同開発の神戸三田プレミアム・アウトレットの人気の秘密に迫る。

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アウトレットモールでは、どのような人たちが集まっているのか? 買い物客の購入比率は?検証しました。

三田市のアウトレット、神戸三田プレミアム・アウトレットが大変な人気だということで、奧さんと調べてきました。

日本でアウトレットを開発しているのは、三菱地所・サイモン株式会社による共同開発です。現在まで、オープンしているのは、以下の9施設です。

御殿場プレミアム・アウトレット

りんくうプレミアム・アウトレット佐野プレミアム・アウトレット

鳥栖プレミアム・アウトレット

土岐プレミアム・アウトレット

神戸三田プレミアム・アウトレット

仙台泉プレミアム・アウトレット

あみプレミアム・アウトレット

酒々井プレミアム・アウトレット

三菱地所・サイモン株式会社は1999年の設立で、社長は山中拓郎さんです。資本金は249百万円です。

私は普段からブランドの買い物が苦手で、奧さんに背中を押されて、

渋々元町の大丸周辺にあるブランド店に行くくらいです。

私の利用するブランド店は、洋服の場合、私が行かなくても、奧さんが行ってシャツや服を選んでくれます。

寸法サイズは、すでに記録があるので、ズボン直しや裾直しはお店の方がしてくれています。

そんな私からみると、大規模処分市のような、毎日特売日のような、

アウトレット商法に人が集まることは、不思議に思えます。

有馬から神戸三田プレミアムアウトレットは、近くの距離にありました。

駐車場に車を入れて、アウトレットのお店全体を見渡すと、まるで映画のセットのような雰囲気です。

駐車場は満杯で、一階から上がって、4階を越え、屋上にまで進んで、やっと駐車スペースが見つかりました。

噂通り、大変な人気です。

店舗の名前をみて、どのお店に行くか、あらかじめ奧さんと相談しました。

私と違って奧さんは、ブランドが大好きです。

あれもみたい、これも見たいと、気になるお店が沢山ありました。

しかし、私の申し入れは視察するお店は2~3店舗にしてほしいという申し入れです。

お店の配置図を見ると、奧さんが行きたいお店は、一番奥の方にありました。

これは一つの作戦のようです。

有名ブランドで、人気があるお店は、アウトレットモールの配置上、一番奥に持って行き、そこまでお客様をひっぱろうという作戦です。

百貨店では、最上階に催し会場を設置し、まずは最上階のお客様を誘導し、

その後最上階から下の階にゆっくり店舗を移動してもらう、いわゆるシャワー効果です。

こうなると、一番奥に位置して、例え奥であっても、お客様を惹き付ける魅力有るブランドとは何なのか、気になります。

奥の方に位置しているブランド店はモンクレール、セリーヌ、サンローランです。

では、一番奥を目指して、ゆっくりと仮設店舗外を歩いて行きます。

子供の頃アメリカ映画の西部劇をよく見ました。

西部劇では西部開拓史がテーマなので、西部の新しい街は、バラック建てのような、仮設のような街でした。

銀行やホテルを中心に店舗が並び、雨を避けるために軒がせり出して、軒の下を歩くように出来ていました。

アウトレットは、あの西部劇でみた建物を連想させる建て方です。

ゆっくり歩きながら注目したのは、アウトレットに集まっている人達が、果たして買い物をしているかどうかです。

アウトレットのお店で買い物をすれば、かならず買い物袋を持っているはずです。

10組の内、買い物袋を持って歩いている人達は、ほんのわずかで、

2割~3割くらいの方が実際に買い物をしていて、残りの7割~8割の方は、このアウトレットの雰囲気を楽しんでいるように見えました。

入場料無料で、ペット同伴が許されているので、愛犬を連れてきている人が目立ちました。

わんちゃんから見ると、普段連れて行って貰えない高級専門店での同伴は、とても嬉しそうです。

わんちゃんを見ていても、かなりおしゃれなわんちゃんが多く、上着を着せて貰っているわんちゃんは、飼い主のとてもおしゃれなセンスが伝わってきました。

有名ブランドは、普通値引き販売はしません。

アウトレットで値引き販売をされているのは、正規のお店で、予定の期間では売れなかった商品が中心のようです。

海外ブランド品は一般に二年間は正規の商品を値引き販売することはありません。

店の外から中を見て回ると、好みの商品があるかどうか、皆さん熱心にスタッフの方に尋ねています。

私は欲しい物はないので、孫達が喜びそうな物があれば、目を止めました。

店頭には子供用のスニーカーが展示されていて、これなら孫達は喜んでくれるかなぁと思ってみましたが、靴となると、履いてみないとサイズが合っているかどうかも分からず、結局見るだけです。

百貨店と違って、アウトレットモールには、沢山の休憩場所がありました。

通りにもベンチが用意されていて、奧さんがお店に入っている間、外で買い物客を見入るだけで、興味有る時間を過ごせました。

奥さんのお買い物は、たった一点だけの買い物で終わりました。

まとめ

1.入場無料、ペット同伴可 これは嬉しいことです。

2.一カ所で沢山のブランド店が集積していて、選びやすい。

3.体形が標準サイズの人には商品は品薄で、標準外の人には商品が豊富。

4.商店経営者には店舗運営のヒントがある、学習施設の効果がある。

5.野外店舗なので景観が開放的。

6.海外旅行の免税店巡りのような、非日常感がある。

7.恋人同士、家族のお祝い、プレゼントなどの買い物選びにブランドのショッピングバックが効果的役割をしている。

8.ブランド品は割引価格で購入できる。

2018年9月17日(月)