「企業経営者大学の教壇に 生の声届けて人材獲得」:日本経済新聞
2007年12月24日(月)の日本経済新聞朝刊の「SWITCH ON MONDAY(スイッチオン・マンデー)」の「シグナル発見」のコーナーに、「企業経営者大学の教壇に 生の声届けて人材獲得」という記事が掲載されていました。
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企業経営者が大学の教壇に立ち、自らの経験を交えて、業界動向や求める人材像などについて、学生に講義をする授業が増えているということです。
学生に企業の生の声を届けることで、人材の獲得につなげる狙いです。
アステラス製薬の竹中登一会長の東京大学での講義では、企業と大学での研究の違いや、将来のキャリア形成などについても言及し、学生が就職後のイメージを持ちやすくしているそうです。
経営者が自ら教壇に立つ機会が増えている背景には、人材の確保や育成に対する企業の関心が今まで以上に高まっている事情があります。
ここ最近は、企業業績が回復したことで、新卒確保の競争が激化し、就職後3年以内の離職率は、大卒で3割以上と高止まりしており、人材の確保と離職率の削減は、どの企業にも共通する課題のようです。
経営者による講義は、企業と大学の双方に利点があり、学生の就業意識も高まるとされています。
ただ、「大学は就職の紹介所ではない」という見方もあるので、大学は本来の存在意識を高めるという課題も抱えています。
松葉博雄も、これまで、多くの大学で、学生に経営学の話をしてきましたが、生きた経営学に学生の方は、耳を傾けてくれます。
「これも、時代の傾向かな」と感じました。