防草シートの効果 墓地(前方後円墳)、斜面、法面、不整形な土地に、防草シートを張ってみました。
投稿No:7761
防草シートの効果を期待して 斜面、法面、不整形な土地には、防草シートは不向きですが、防草シートを張ってみました。前方後円墳敷地の効果は絶大
防草シートの効果を期待
春から温度が上がり、梅雨を迎え、真夏になってくると、
雑草は遠慮なく生えてきます。
庭の雑草の草抜きは、やってみれば分かることですが、
苦痛でしかありません。
小学生の頃は、親に言われて、庭の草抜きをすれば、
お小遣いを貰える時期もありました。
今は、自分の庭は自分で管理しなければ誰も草抜きはしてくれません。
なんとかやらないで済む方法はないかと、
インターネットの記事を読んでみると、
防草シートが効果があるようです。
防草シートの効果
防草シートの効果は、
①雑草が生えなくなる
②猫の糞被害も解消
③通路がスッキリする
④蚊などの虫が激
減する と言われています。この中で一番の効果は、
雑草の生長を防ぐことです。
工務店に相談し、防草シートを敷く作業をお願いしました。
防草シートにも安いものから高い物まで、色々種類があります。
ネットで調べると、安い物は比較的早く劣化して、
劣化したところから突き出たように雑草が生えてくるようです。
そこで、少なくとも10年くらいは効果が続くような防草シートをお願いしました。
防草シートは不織布を選ぶ
シートは、織布と不織布の二つがあります。
長持ちするのは、不織布の方です。
シートの厚みにもこだわりました。
選んだシートは7mmくらいの厚みがありました。
水を通すかどうかの違いもあります。
水を通さなければ、水たまりになるので、水を通す不織布を選びました。
庭の平らなところは、芝生を敷いた場所と、
コンクリートを張った場所になっています。
芝生の場所は、定期的に草刈りをしているので、
雑草が生えてくる頃は、草刈り機で刈り取ります。
問題なのは斜面と、凹凸のある不整形な場所、法面の雑草対策です。
斜面、法面、不整形地に防草シートを張るのは、
効果が十分に活かされないかもしれません。
防草シートの継ぎ目に凹凸があれば、そこからめくれるかもしれません。
さらに、ちょっとした隙間からでも、雑草が生えてくることも考えられます。
斜面、法面、不整形地に防草シート
不利なことは承知の上でも、斜面、法面、
不整形地に防草シートを張らなければ、
夏になって手に負えないほどの
雑草が生えてくるのは経験済みです。
真夏に地面が固まって、
固くなった土から雑草を引き抜くのは、
かなりの重労働です。
斜面に生えた雑草を草刈り機で刈り取って、
出来るだけ平らにします。
このとき、笹の根も引き抜いた方が良いのですが、
根は強く張り巡らされて、
なかなか引き抜けませんでした。
斜面なので土をえぐって、
真砂土に入れ替えるということも出来ず、
草刈り機で草を刈った状態の上から防草シートを張り、
その上からピンでとめていきます。
笹の根は強いので、きっとわずかな隙間からでも、
笹が顔を出すと思いながら、
日光が当たらないように防草シートを被せていきます。
温度、水、太陽、この3つの条件が揃えば、
雑草はどんどん生長していきます。
防草シートの役割は、太陽の明かりを防ぐことにあります。
温度と水は防げません。
不整形な土地に、防草シートを貼るのは
大変やっかいな作業になりました。
避けたい 紫外線に弱い材質 耐用年数が短い防草シート
植木屋さんの職人さんと一緒に、
出来るだけ平らになるように、
防草シートを引っ張りながら敷き詰めていき、
作業に合わせて防草シートの端をピンでとめていきます。
防草シートの失敗例は、せっかく敷いたのに数年でボロボロになることです。
原因は紫外線に弱い材質が使われているとか、
耐用年数が短い防草シートだった為です。
このことは、工務店と打ち合わせ済みなので、
今日の防草シートの貼り付け作業には織り込み済みです。
もう一つは、その場所の温度や湿度、
日当たりぐあいによってはカビが生えてしまうことです。
カビは、防草シートをめくった時に初めて気付くことが多いようです。
カビが生えていると、防草シートの下は白くなり、ひどい時には、
きのこが沢山生えていたという話も聞きまし
たが、これは実際やってみないと分かりません。
2018年3月22日(木)
防草シートと砕石で 前方後円墳を雑草から守る
防草シートの効果は、
広い敷地の雑草対策にも、絶大な効果がありました。
前方後円墳の敷地に防草シートを張って、
その上に砕石を30センチ敷き詰めました。
前方後円墳は東広島市にあります。
毎年、梅雨明けと、年末には、
工務店にお願いして草刈りをしていました。
草刈りをしなければ、
背丈ほどのキリン草で敷地が覆われていました。
前方後円墳に竹の根が侵入
JR側から竹の根が越境して来ていました。
放置すると、敷地は籔になってしまいます。
JRにお願いして、竹の根を掘り起こして退治してもらいました。
JRの鉄道から飛んでくる鉄粉が石に附着して、錆びとなって、
綺麗だった前方後円墳に石が黒ずんでしまいました。
雑草対策に防草シートと砕石を敷く
毎年、梅雨のころから、真夏にかけて雑草が伸びてきます。
除草しなければ草は人の背丈ほど伸びて、
前方後円墳の景観を損なってしまいます。
そこで、工務店にお願いして毎年草刈りをしていますが、
夏に刈っても秋にはまた草が伸びてきます。
思い切って防草シートを敷き詰める
もぐら叩きのような、雑草との闘いは、
次世代へ引き継ぐわけにはいかない
ので、思い切って敷地全体を防草シートで覆いました。
防草シートの上からは、小粒の砕石を厚めに敷き詰めて、
二重の防草対策をしました。
これで、雑草に悩むことはないと思います。
しかし、経年劣化は防止できません。
いつか、防草シートの劣化は起きます。
白い縁取りで化粧
前方後円墳の周囲を白い石で縁取りをして化粧直しをしました。
この白い石も、JR西日本の鉄道から飛んでくる鉄粉で
やがては退色することでしょう。
こうなると、長年にわたり前方後円墳を綺麗に保つには、
工夫が必要になります。
鉄道の鉄さびに耐えられるには、
どうすれば良いのか、この先の課題です。
まとめ
雑草との闘いは、根気よく長期的に取り組まなければ、
こちらが気を許せばどんどん生えてきます。
時間的にも、体力的にも、
草むしりが出来にくくなるので、草が生えないように、
太陽の光が当たらないようにする方法を選びました。
過去に除草剤を蒔いたこともあります。
しかし、除草剤は短期間で効果が薄れていきます。
下手な除草剤の蒔き方をすると、草が枯れた汚い部分と、
草が生えてくるまだら模様になってきます。
斜面、法面、不整形地には、
防草シートはどのくらい効果があるか、
やってみないと分かりませんが、昨年の夏、
草ぼうぼうになったところは、
防草シートを敷き詰めました。
広い敷地の前方後円墳の敷地には、
防草シートの上に砕石を敷きました。
これで、草むしりに追われることがないよに期待します。
2019年2月14日(木)