仏教、神教、ヒンズー教、ジャイナ教の神々が同居するお寺にお墓参りに行ってきました。
そろそろお盆が近づいてくるので、お寺にお参りして、草むしりをして、お墓の掃除をしてきました。
お墓には、花を挿す石造りの花台があり、その水の中には、ボウフラが住んでいて、蚊となって、容赦なく襲い掛かってきます。
お寺自体は、清掃が行き届いて、草むしりもされていますが、それぞれの墓地の敷地は、自分で綺麗にすることになります。
お寺の中に、神社があって、朱塗りの鳥居がありました。
日本の文化の中には、仏教と神教が同居していて、違和感が無いようです。
境内には、あちらこちらにたくさんの石仏が建立されていますが、よく見ると、これもインドのヒンズー教の守護神から始まった神様もいます。
仏教は、元々、ブッダから始まる訳ですが、あれやこれやの神様や仏様が祀られています。
お寺にある鐘楼は、時を告げる役割があり、時計が家にない頃は、時刻を知らせる大事な役割をしていましたが、今は、周りの騒音に掻き消されて、鐘の音もそんなに遠くには届きません。
立派なお寺は、造りも立派で、屋根に乗せている瓦も相当な広さがあります。
地震の時には、瓦は柱で支えきれないほどの重さです。
草むしりをしていると、蚊がどんどんやってきて、手と足を刺されて、閉口します。
蚊にとってみれば、めったに来ないお客様なので、素肌を求めて、どんどん飛んできます。
お寺の境内を一巡してみると、全体的によく手入れが行き届いていることが分かりました。
生前に、自分の墓を建てている人も多く、この場合は、後々に残った方に負担にならないように、生前から準備していることが分かります。
本堂にお参りし、手を合わせてご先祖様と、家族の安寧を祈願して、今日のお墓参りは終わります。
本堂の側には、蓮池があり、睡蓮の花が綺麗に咲いて、極楽浄土を連想させてくれています。
水の中を覗いてみると、ヒメダカが「何か御用ですか?」と出てきました。何も御用が無いので、ヒメダカさんには、何かお腹の足しになるものを…と思ったのですが、何もありませんでした。
2007年7月末