神戸からの近隣ツアー「日本のさくら名所100選」海津大崎へお花見(2)
約1時間の遊覧を終えて、海津漁港に戻ってきました。
もうすでに、次の便に乗り込むお客様が、並んでいました。
乗り場の近くには、菜の花が咲いていました。
次の便を見送った後、海津を散策することにしました。
琵琶湖と言えば、しじみや、若あゆの魚介類が有名です。
街並みに沿って、延びてゆく街道を散策して、時々、お店に寄って、
何か琵琶湖の特産品がないか、探しながらの散歩を楽しんでいます。
琵琶湖岸を歩いていくと、西浜蓮光寺がありました。
西浜蓮光寺から歩いてすぐに、「海津浜の石積み」があります。
元禄14年(1701)に、高島市甲府領の代官として赴任した西与市左衛門が、風波のたび宅地に被害が甚だしいのを哀れんで、幕府の許可を得て、元禄16年に、湖岸浪除石垣を東浜668メートル、西浜495メートルに渡って築いたそうです。
この石垣のお陰で水害がなくなり、村人たちがその業績をたたえるために建てた碑あります。
この碑は、西浜蓮光寺に残っています。
船から見た桜は、遠目だったので、今度は、桜の幹の側に寄り、大接近して桜の花を接写してみました。
マンホールの蓋には、春は海津の桜、夏は湖のウインドサーフィン、秋は栗、冬はスキーと、マキノ町の春夏秋冬が描かれていました。
マキノ町は、冬には、スキーが楽しめるほどの雪が降る町です。
周りの山は、琵琶湖に向かって多くの小川から、山に降った水を注ぎ込んでいます。
お陰で、琵琶湖の水は、周りの山から供給を受けて、絶えることがありません。
若あゆの浜焼串が680円で売っていました。琵琶湖で獲れたばかりの若あゆを焼き上げたものです。
ポン酢か二杯酢で食べるのですが、この商品には、このお店特選の酢味噌が付いてるそうです。
若あゆは、今が旬なので、焼串や佃煮があちこちで売られています。
マキノ町を歩いていると、団塊の世代で、仕事をリタイアした年代の人達が、目立ちます。
平日のせいなのか、若いカップルは、あまり見かけませんでした。
美楽野8(みらのエイト)という農産物直売所を見つけました。
ここは、2006年11月にオープンして、畑からの直送の新鮮野菜や花、果物、地元産のおいしいコシヒカリを使用した、手づくりのおにぎりや、昔懐かしい食べ物が充実しています。
びっくりしたことは、足湯が併設されていることです。足湯コーナーには、座布団が敷かれていて、10席ほどあります。
せっかくなので、足湯で歩いた疲れを取ることにしました。
タダかと思っていたら、入浴料は20分で200円でした。
温泉ではなくて、循環水を温めて、温泉のような演出をしていて、本来の農産物直売所の客寄せ効果のようでした。
JR湖西線に乗って、来た道を逆にして、神戸に帰ります。窓からは、琵琶湖の景色と、美しい菜の花畑が見えました。
電車なので、遠慮なく、ビールが飲めました。さっき買ったばかりの若あゆの串焼きを取り出して、左側に見える琵琶湖の湖面を見ながら、ビールを頂くと、「車でなくて良かった」と、思います。
今日のこの「日本のさくら名所100選」海津大崎の企画は、前日、友人から聞いた情報でした。親切に教えて頂き、さらに、メールで注意点を聞いていたので、ぶっつけ本番とは違った、スムーズな花見が出来ました。
吉田兼好が言うように、やはり、
「先達はあらまほしきことなり」です。ありがとうございました。
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松葉さんに情報を伝えた宮崎と申します。
ここに行ったのは、神戸の同窓会有志8名で、青春18キップで、郡上八幡に行く途中に立寄ったのです。
この年の開花は早くなる、と言われていたので4月の3日でしたが・・・結果は早くならずに通常の開花タイミングだったようです。3日はちょうど開花日でした。
我々は舟には乗らず、花見バスで大崎寺まで行き、そこで大崎寺の参拝や海津大崎の岩礁を上から覗いたり、戻って湖岸を散策したり・・・1時間半すごし、次の花見バスで永原駅に行きました。
このときに延々と湖岸道路の桜をみて「これはすごい!」と思いました。今回は蕾だったけど、満開時には見事な桜のトンネルだ、もう一度是非来たいと思ったのです。
1年後の今年、再訪問に当り、松葉さんの記録を見て、大いに参考になります。少し意味が違いますが、松葉さんに昨年紹介して良かった。「情けは人の為ならず」ですね。