明石「魚の棚」で、子持ち飯蛸、タチウオ、ガシラ、カレイ、サザエを見て周る
明石「魚の棚」はで市場調査です。
明石駅を降りて、海の方向に行くと、すぐに明石港があります。以前、明石大橋が架かっていない時代には、ここから、淡路島にフェリーボートが頻繁に往来していました。
明石駅から、明石港に行く手前に、明石の魚を主に扱う、「魚の棚」という、商店街があります。「魚の棚」を西から東へ、縦断してみます。
2006年3月にも、明石の「魚の棚」の訪問記を書いています。
「魚の棚」の入り口付近には、西側には、たこ焼き屋さんが並んでいます。明石のたこ焼きは、大阪のたこ焼きとは、少し違いがあります。
蛸を入れていることは同じですが、「明石焼き」という名前で、メリケン粉の濃度が薄く、フワフワ感のある、たこ焼きで、出汁につけて頂きます。
乾物屋さんも、たくさんあります。「あれも食べたい、これも食べたい」と思えば、買うものが一杯あります。
写真を撮ろうと思って、少しでも立ち止まると、すぐにお店の人から、声が掛かります。「タコ安いで、タコ安いでー。」とか、「大将、これだけで、1000円!安くしとくでぇ。」とか、「これ食べてみんか?」と言って、試食を勧めます。
確かに安いのですが、1カゴとか、1盛とか、ロットが大きいので、相撲部屋のような食べ盛りの、大家族でなければ、1品買っただけで、もう、他がいらなくなります。
タチウオ、ガシラ、カレイなどは、昼網と言って、先ほど、市場からセリで仕入れたばかりの新鮮な魚のようで、まだ、ピンピンはねています。
一夜干しもあります。カレイ、鯛などは、朝のご飯に合いそうです。
サザエは、1つ200円です。以前、隠岐ノ島で見たときは、1個100円でした。隠岐ノ島では、大きな新鮮なハゲが、1匹150円でした。
乾物も売っています。海苔、スルメ、鰯、雑魚などです。サヨリの干したものは、焙って食べると、脂が染み出て、ビールによく合います。
もう少しすると、イカナゴ漁が始まり、明石のイカナゴが、神戸の街にも届いて、イカナゴの釘煮が、始まります。この、砂糖の甘い、イカナゴの釘煮が始まる頃には、そろそろ、桜が咲きます。
タコの小さいサイズを、飯蛸(いいだこ)として、売っています。今日見た飯蛸は、子持ちと言うことで、ぜひ買いたい、甘辛い醤油で炊くと、美味しそうな飯蛸でした。
1カゴに7、8個の飯蛸が入っています。昼網の新鮮な飯蛸で800円のところ、火曜奉仕で100円引きなので、700円になります。
となると、1匹100円ぐらいです。これを、おでんに入れて、薄味の、飲み干せるほどの甘みのある、おでんの汁で煮込んだら、美味しいのになぁと思いながら、買いませんでした。
2007年2月6日(火)