兵庫県明石市 魚の棚、明石名物明石焼き(玉子焼き)

兵庫県明石市 魚の棚を歩いてみました。~お父さんが魚の棚で、お買物をするには、悩みはこんなにあるんです~

仕事の用件があり、明石に行ったついでに、ホームページ用の取材に魚の棚を歩いてみました。

明石といえばタコ、タコといえばたこ焼き、それがこの辺ではたこ焼きと言わないで玉子焼き、明石焼きと呼んでいます。

明石?魚の棚

きっと、大阪のたこ焼きとの差別化の為ではないかと思います。、タコを入れることは同じですが、たこ焼きとの違いは生地に玉子を入れること、生地のメリケン粉の分量を出来るだけ少なくし、水に近いほどメリケン粉の量を少なくすることで、ふわっと焼く玉子焼きにします。

明石 魚の棚

これに、ソースではなくて、だし汁をおわんに入れて、玉子焼きをだし汁と一緒にいただきます。つまり、たこ焼きはドライで、明石の玉子焼きはウエットと言えます。たこ焼きなら、持ち帰り用の船皿に入りますが、玉子焼きだと、まな板の様な台に乗せているので持ち帰りは難しいようです。

明石 魚の棚

玉子焼きのお店の前を通り過ぎると、美味しそうな活きの良い昼網の魚が並んでいます。播磨灘のいかなごのシーズンは少し最盛期を過ぎた頃でしょうか。

明石 魚の棚

もう、大声で「いらっしゃい、いらっしゃい、いかなごがはいったよ!奥さん!買って!!」の声は聞こえなくなっています。

明石 魚の棚

どこのお店の皿には、一人や二人では食べきれないほどの量のお魚が並んでいて、これがあれも食べたいこれも食べたいの愛好者には悩みの種です。

明石 魚の棚

一皿買うだけでもう、他の種類は、量的にも金銭的にも買えません。子持ちいいだこが一皿1000円です。これを醤油とみりんで炊くと、ビールにとってもよく合います。

明石 魚の棚

もしここで、誘惑に負けて、魚を、あれもこれも買って帰ると、奥さんにはほめられるよりは、買って来た人が料理してくださいと言われそうなので、仕事の途中でもあり、食べたいな~と思うだけで、食べたつもりでお店の前を通り過ぎました。

明石 魚の棚

お店のお兄さんは、松葉博雄のことをどう、呼ぶのかなと注意していると、」そこのお兄さん!」と呼んでくれたので、「俺のこと?」と指を自分の顔に向けてみました。魚屋のお兄さんには、男性は社長かお兄さんしかないみたいでした。

明石 魚の棚

お魚を見て、買おうか買うまいか迷いました。何で迷うのかというと、
1.魚を入れたビニール袋をブラブラ持って歩いていると、暇そうな、奥さんに言いつけられて買い物をしている、柔な男と思われる。

2.あれも買いたい、これも買いたいと思っていても奥さんと二人で食べれれる量はわずかで、売る方はまとめて一皿で、売る気と食べる気がミスマッチ。

3.仕事の途中で買い物なんかしていると、社員から見ると社長は何考えてるんやろ~かと誤解されそう。

4.いろいろ耐えて、家に持って帰ってきたものの、きっとお料理まで任されそう。

1~4まで考えてみると、迷いは消え、買わないことにしました。

2006年3月29日