淡路市育波の金﨑農園のいちじくは、9月に入ると熟して食べごろです。

金崎農園のいちじくは、鳥と獣に狙われています。人の窃盗にも、気を付けなければなりません。

淡路市育波の 金﨑農園の いちじく

お盆が来る前に、金﨑農園のいちじく園を訪ねてみました。

金﨑真治さんは、事前に電話をすると、

いちじく農園に来てくれました。

私がブログで金﨑農園の紹介を何度かしているので、

ブログを見た人から

いちじくの注文が来るようになったそうです。

以前使った写真に、金﨑農園の電話番号が書いてあったので、

その番号にかけてくるそうです。

金﨑農園の電話番号は、090-1595-7021です。

贈答用のいちじくは、出荷が始まったばかりです。

贈答用のいちじくとは、いちじくの季節が来る前に、

実の大きさを普通の物より大きく育てて、

味よりは見栄え優先のいちじくです。

金﨑農園のいちじくは鳥や獣対策が大変

イチジクの出荷の前には、

イチジクのお世話が大変です。

これから、イチジクを狙って、

鳥や獣が畑にやってきます。

せっかく育ったイチジクを、

鳥についばまれると、商品になりません。

金﨑真治さんに、今年のいちじくの出来具合を、

いちじく畑に行って、見せて貰いました。

沢山のいちじくの木に、

いちじくの実が縦一列に並んでいます。

地面に近い下の方ほど

いちじくの実は大きく成長しています。

この後、虫除けの殺虫の予定があるそうです。

薬は、根本にかけるので、

いちじくの実にはかかりません。

大きな釜に水を入れ、

農薬を入れて希釈します。

金﨑真治さんが、今日私にいちじくを選ぶために、

畑を見回ってくれました。

残念ながら、まだ販売出来るような

いちじくの実は見つかりません。

夏の炎天下の畑で、いちじくのお世話をしていれば、

慣れない人なら熱中症になりそうです。

上から侵入する鳥に対しては、

細かい目の網をかけています。

横から入ってくる獣には、

微量の電流を流して、侵入を防いでいます。

それでも、わずかな隙間から鳥や獣は入ってくるそうです。

いちじく畑は、元々水田でした。

金﨑真治さんに、質問です。

水田でお米を作る農業と、

乾田でいちじくを作る農業では、

どちらが収益が良いのですか?

これに対して金﨑さんは、それはもう、

話しにならないくらい、十倍以上は違います。

お米作りは農機具購入が負担に

十倍とは、お米を作るより、

いちじくを育てるほうが

10倍以上の収益が差があるという意味です。

では、それはお米の出荷価格の差でしょうか?

違います。お米を作っていると、

必要なのは農機具です。

一年に、限られた時にしか使わない農機具が、

あれこれとあるのです。

例えば、田植えをする機械がそうです。

どの農家も、

一軒一軒が自分で農機具を購入しています。

それが高いのです。収穫するのも、

乾燥させるのも、袋に詰めるのも、

機械に頼っています。

そうなると、農業で儲かるのは、クボタ鉄工や、

井関農機のように、

農機具を作る機械メーカーでしょうか?

そうとも言えないようです。農業をすると、

農機具代が高いので、

機械を買う人がめっきり減っているそうです。

淡路市の北淡町では、お米作りは辞めて、

果樹園に転向する農家が多い理由が分かりました。

今日のイチジクの出来具合を、

サンプルのいちじくを頂いて

確かめてみると、まだ熟れていません。

9月になれば、イチジクは熟れてくるので、

その頃また来ます。

次回来る時には、市場に出ない珍しい、

黒いイチジクを食べさせてあげると、

嬉しい約束をしてくれました。

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