杏の花が咲くころ、森友学園問題も話題の花が咲いています。

安倍昭恵夫人の政治介入は、あったのでしょうか?週刊誌では、各省庁にこれまで働きかけをしてきたという報道がありました。

梅は咲いたか、桜はまだか、と言われる時期に、その幕間つなぎをしてくれているのが、杏(あんず)の花です。

杏の花は梅の花よりもサイズが大きくて、遠目で見ると桜の花が咲いているのかと見ばかるばかりです。

3月も下旬になると梅の花は散ってしまい、桜はまだ蕾の頃で、そんなときに庭に杏の花が咲くと、スポットライトは杏の花に当たったように、杏の花は主人公のように躍り出てきます。

このところテレビでは、森友学園の話が連日報道されていて、ひょっとすると安倍晋三首相は内閣総辞職か、衆議院解散をするかもしれないと、週刊誌で報道されています。

2月に初めて森友学園問題を知ったとき、最初は籠池理事長が一人で暗躍していたように思っていました。

しかし、籠池理事長が国会に証人喚問され、安倍首相の奧さんである、昭恵夫人とのFAXとのやり取りが公表されると、財務官僚が昭恵夫人の気持ちを忖度して、8億円の大幅値引きをしたのではないかと思うようになりました。

怪しからん事には、財務官僚は一連の記録を消却したといって、資料提出をしていません。

そうなれば、財務官僚にも証拠隠滅のお咎めがあってもよさそうなものが、財務官僚を参考人招致の時には、その監督責任を問うところまで及んでいません。

安倍晋三首相は、もし、首相自身や昭恵夫人が森友学園問題に関係していれば、首相も国会議員も辞めるとまで答弁しているので、周囲の官僚たちは首相の気持ちを忖度して、悪いのは籠池理事長であると主張しています。

だんだんと話が広がって、マスコミが詳細を報道するにしたがって、昭恵夫人にはこれまで各省庁に直接お願いして、あれやらこれやら、支持者から頼まれたことを取り繋いでいるという報道ですら出ています。

庭の杏を、夜も美しきを見るために、ライトアップしてみると、昼間より一層美しく見えてきます。

杏の花はやがて散って、6月になれば杏の実が実ります。

杏は実っても、森友学園問題は、なんらかの実りが出るのか、予断を許さない状況になっています。