沖縄から持ち帰った芭蕉は、淡路島大磯で、芭蕉の群生にまで育っています。芭蕉は学術名をジャパニーズバナナと言われ、日本特有のバナナの一種です。

芭蕉は学術名を ジャパニーズバナナと言われ、日本特有のバナナの一種です。沖縄から持ち帰った芭蕉は、淡路島大磯で、芭蕉の群生にまで育っています。

松尾芭蕉は、芭蕉の木の性格を考え、

芭蕉の木は柱にもならず、葉はなんの役にも立たない、

しかし、成長は速く、

自分の成長を芭蕉の葉の成長になぞられて

自分は世の中の役に立たない人間である。

しかし、芭蕉の葉が夏の陽を浴びて輝いている姿や、

風に揺れている姿は、

南国のような安らぎを私たちに与えてくれます。

沖縄に行くと、

家の庭に、野原に、

山の斜面に芭蕉の木が茂っているのが目につきます。

芭蕉はバナナそっくりで、

よほど目が肥えていないと、

芭蕉とバナナの木の区別は難しいくらいです。

神戸の気候では、バナナは冬の寒さに耐えられず、

野外では、越冬できずに枯れてしまいます。

しかし芭蕉の木なら、厳しい冬に葉は枯れても、

翌年の春にはまた新しい芽が出て、

青々とした葉を茂らせてくれます。

この芭蕉を庭に植えたくて、

沖縄のホームセンターで芭蕉の苗を買ってきて、

淡路島大磯の海辺の庭に植えてみました。

芭蕉の苗は、初夏から夏にかけて、

どんどん成長してその背丈も4mを超えるほど成長してきます。

新しい株も増えてきて、

芭蕉の群生が見えてくるまで育ってきています。

芭蕉の増え方は、バナナの増え方と全く一緒で、

親株の周りに子株が芽を出し、

タケノコのように増えてきます。

条件が合えば、

バナナの実とそっくりな芭蕉の実がなることが期待されます。

そのためには、毎年根元に牛糞の肥料を施してやることです。

今年も、寒い冬に寒肥をあげておきました。