明石くるみ屋のソフトクリームをなめながら、淡路ジェノバラインの船が来るのを待っています。

淡路ジェノバラインの船に乗れば、自転車でもバイクでも、明石海峡を渡ることができます。 ジェノバラインで明石から淡路へ(4)

淡路島に神戸側から渡るには、明石海峡大橋がメインルートです。

車がない人なら、バスがあります。

では、明石の人たちは、徒歩で渡る方法はないのでしょうか?

しばらく、徒歩で渡る方法はありませんでした。

特に、唯一残っていたたこフェリーが廃船になってからは、車でしか淡路島には渡れませんでした。

それが、お助けマンができたのです。

淡路市が運営する、淡路ジェノバラインです。

淡路ジェノバラインを使えば、高速道路に入れないバイクも、自転車も、乗ることができます。

通学通路にも活用されています。

ここで奥さんが見つけたのは、淡路ジェノバの乗り場の前にある、「くるみや」さんです。

くるみやのケーキは、女性に人気があります。

淡路ジェノバの待合所で、正面のくるみやさんのお客さんの出入りをじっと眺めていると、ほとんどのお客さんは、車で乗り付けて、お店に入ってしばらくすると、出てきています。

ほとんどの方が運転は男性で、助手席には女性が乗っています。

この暑さでたまらなくなり、奥さんはくるみやのソフトクリームを買いに行きました。

二人で、一本のソフトクリームです。

淡路ジェノバラインに乗ると、大人は500円で、往復すれば1000円です。

遊園地の乗り物に乗るくらいの料金で、この暑い季節には、夕涼みのつもりでジェノバラインで往復すれば、船の上でビールが飲めて、明石海峡大橋が眺められて、遊園地よりよっぽど払ったお金以上の満足度が得られそうです。

ジェノバラインの本数は、一時間に3本くらい運航していますが、土日のお昼頃は、一時間に一本しかありません。

ジェノバラインの専用船はとても忙しそうです。

明石と岩屋をピストン運転して、こちらについたと思えば、すぐ向こうに出発です。

しばらく待って、ジェノバラインに乗り、奥さんは客室で、私は甲板で陣取り、明石港から出ていくジェノバラインの様子を、逐一写真に撮っています。