沖縄産 ヘゴヤシ プルメリア 温室育成 アルミ温室をつくる(8)
沖縄の野生のヘゴヤシは、保護されています。勝手にとってはダメです。ホームセンターで販売されているヘゴヤシなら、購入可能です。 温室づくり(8) 社長ブログ/温室作成/リゾートな温室/ヘゴヤシ/ブーゲンビリア/月桃
ヘゴヤシの輸送
アルミ温室の中に、特に目をかけているのは、ヘゴヤシです。
沖縄のヤンバルでは、ヘゴヤシの群生地があります。ヘゴヤシが茂る原生林の森では、亜熱帯の雰囲気が醸し出されています。
ヘゴヤシを、アルミ温室でも育てたいのです。ヘゴヤシは、沖縄から運ぶために、植木鉢の枝を払って、小さくして運んでいます。
ヘゴヤシの鉢替え
アルミ温室に入ると、これから夏に向かって、ヘゴヤシが成長しやすいように、大きな鉢へ入れ替えをします。
小さくて窮屈な鉢から、一回りも二回りも大きな鉢に入れ替えです。
ヘゴヤシにとってみると、三畳一間の小さな部屋から、八畳間や十二畳間のような部屋に移り替えです。
これなら、手足を伸ばして寝られるように、ヘゴヤシも根を張り、枝を伸ばす事ができます。
ヘゴヤシの鉢の底にはフィリピン産の椰子殻
ここで、片桐農園の社長さんから注意を受けたことがあります。
鉢に入れ替えるとき、鉢の底に、土ばかり入れないで、根が張りやすいように、底辺には、フィリピン産の椰子の殻を敷いておく事です。
椰子の殻は軽くて、水も吸収しやすく、保水性が高い素材です。
植木鉢の容量の、約20%くらいのところまで、椰子の殻を底辺に敷いておきます。
その後、土と肥料を混ぜ合わせて、植え替えるヘゴヤシの周りにかけていきます。
肥料に牛糞を使う時の注意点
ヘゴヤシの植え替え肥料は、牛糞を使います。
肥料が、あまり強すぎると、根に肥料があたり、逆浸透作用が起きるので、根の周りには、土と混ぜ合わせた、軽めの肥料を入れます。
ヘゴヤシは、沖縄で自生している姿を見ると、地面は水気を帯びた土地に自生しています。
上の写真は、ヘゴヤシが自生している写真です。
沖縄には山原地区に、ヘゴヤシの自生林があちらこちらにあります。
従って、ヘゴヤシは土が乾かないように、水分補給の配慮が必要です。
赤ちゃんか、幼児のような小さなヘゴヤシの苗を、一本ずつ鉢に入れ替えて、ヘゴヤシが夏の成長期に大きく育つように、祈りを込めて植え替えが終わりました。
ブーゲンビリアを育てる
ブーゲンビリアは、沖縄でみると、成長が早く、枝はどんどん伸びてきます。
ブーゲンビリアを使って、アーチ型の門に這わせて、玄関を彩っている家もあります。
ブーゲンビリアは、アルミのアーチを組んで、そのアーチに絡むように、枝を這わせるように計画しています。
月桃の植え替え
月桃は、クマザサのような葉っぱをしていますが、手に触れてみても、クマザサのようなぎざぎざはありません。
6月には、月桃の花が咲く時期で、月桃の周りには、ミツバチが集まります。
月桃の苗も沖縄から運びやすくするため、小さな苗を選んで、送っています。
幼い小さな月桃が、この夏うんと背が伸びて、来年の6月には花が咲くように選んだ植木鉢は、やや大きめの植木鉢にしました。
お昼の休憩を挟んで、朝から夕方まで、アルミ温室で沖縄の植物を、適当なサイズに鉢替えをしていると、段々と腰が痛くなります。
嫌な事で人に命令されて、こんな重労働をしていれば、きっと不満が爆発します。
しかし、趣味で自分で好んでやっていることは、なんの不満もわきません。
一応鉢替えが終わって、新しい鉢に入った沖縄産の植物たちは、今の所満足そうです。