定額制コンタクトレンズ「メルスプラン」のメニコン 田中英成社長が、神戸・三宮さんプラザコンタクトレンズに来られました。
定額制コンタクトレンズ「メルスプラン」のメニコン社田中英成社長へのインタビュー~大阪府立大学大学院 北居明経営組織研究室との共同研究~
メルスプラン(定額制コンタクトレンズ)を推進中の国内コンタクトレンズのトップメーカーである、メニコン社の田中英成社長が、さんプラザコンタクトレンズに来られました。
メニコン社とさんプラザコンタクトレンズとの取引関係は、我社の創業以来、35年以上のお付き合いになります。
田中秀成社長にお越しいただいた趣旨は、現在、松葉博雄が取り組んでいる大阪府立大学大学院での、企業組織文化の研究について、ご意見をいただく為です。わざわざ、ご多忙中にも関わらず、名古屋から神戸まで、来社いただきました。
田中英成社長は現在、日本コンタクトレンズ協会の会長でもあり、メニコン社の社長でもあります。大変お忙しいのですが、コンタクトレンズ業界の企業組織文化の研究の為に、ご協力をいただきました。
大阪府立大学大学院の北居明先生に、このコンタクトレンズ業界の組織文化に関する研究の取りまとめをお願いしています。そこで、北居明先生にも同席していただき、御一緒に話を聞かせていただきます。
アカデミックな研究なので、今日は、「安くしてください」とか、「もっと沢山買ってください」といったビジネス上の世俗の話にはなっていません。
今回、コンタクトレンズ業界の各企業の従業員の方に、直接アンケート調査をさせていただきました。その結果、それぞれの会社の持つ企業理念に対する取り組み姿勢、あるいは、理念の浸透度が分かってきました。
それに対して、本日はアンケート分析の結果をふまえて、メニコン社の田中英成社長にお話を伺っています。メニコン社には、社長が創った「メルスプランの安全哲学」という、しっかりとした理念があります。
この安全哲学に基づいた理念による経営がなされています。そのことについて、今日は、詳しい内容をインタビューでお伺いしています。
メニコン社の田中英成社長は経営者でもありますが、一方においては、眼科医師でもあります。
コンタクトレンズはまず、ハードのフィッティングが出来ることが基礎であるというお考えを持っています。
現在は、コンタクトレンズの80%以上が使い捨てレンズとなり、ハードレンズのような長い経験と、深い知識が忘れられることがあります。
使い捨てレンズやソフトレンズの安易な使い方や、不十分なケアは、角膜内皮細胞の減少を招きます。
経営の理念の浸透を通して、コンタクトレンズを装用するエンドユーザーへの安全啓蒙を浸透させようとしています。そのためには、独自の社内教育や、流通での告知、エンドユーザーへの安全啓蒙を継続に続けています。このようなことが、本日のインタビューで、改めて明らかになりました。
2006年6月2日