聞いて聞いて:りんりんの「聞いて、聞いて!ぼくの歌!」
聞いて聞いてと、りんりんはかまって欲しくて気を引いてきます。「聞いて、聞いて!ぼくの歌!」と寄ってきます。
聞いて聞いて僕の歌!とりんりんは気を引いてきます。松葉博雄が、今取り組んでいる研究課題について、パソコンを使って、データを集めてたところに、りんりんはかまってもらえないので、自分の方に気を引こうとして、いろいろと考えているようです。
何か気を引くときには、「ワン!」と一声発します。こっちを見ろ!という意味です。りんりんは何か訴えていることはこれで分かりました。次に、何を訴えているかを理解することになります。
りんりんが、訴えていることは「ぼくと遊ぼう。」と言っていることが分かります。おもちゃ箱から音のする道具をくわえて持ってきます。テトラポットの形をした、揉むと音の出るおもちゃです。本来の目的はりんりんのおしゃぶりです。
このテトラポットを押さえてキュッキュ、キュッキュと鳴らすと、りんりんは音に合わせてオオカミの遠吠えのような長ーい連続音でウォーウォーと鳴き続けます。これが、聞いて聞いて僕の歌の合図です。
人の耳には、ウォーですが、りんりんは歌を歌っているつもりになっています。
聞いて聞いて僕の歌と、この歌声を聞かせたいのです。そして、聞いた後の拍手がほしいのです。そして、ご褒美が欲しいのです。
聞いて聞いて僕の歌の後の、ご褒美はお腹の足しになるものです。何か、おひねりをもらうと、りんりんの突然の行動は意味が完成し、再び落ち着いた静寂が戻ってきます。
2006年5月16日(火)