大根の間引きを見て、選別の厳しさを感じます。
野菜も、果実も、観賞魚も、沢山出来る物には、間引きされる厳しい運命があります。 社長ブログ神戸/淡路ブログ/フローラルアイランド
淡路市のフローラルアイランドに、奧さんについて、買い物に来ています。
冬になると、冬野菜が沢山出回るようになりました。
気候が温暖でお天気の日が多いせいか、野菜の価格は、気の毒なくらい安くなっています。
野菜の種を畑に蒔いてしばらくして、どんどん芽を吹いてくると、間引きをする時期が来ます。
沢山育てすぎると栄養が行き渡らなくなるので、一定間隔の割合で、まだ小さいサイズの大根を間引きして、引き抜いていきます。
魚の錦鯉の選別の時も、良い絵柄の錦鯉だけを残して、生産者が気に入らない幼い錦鯉は選別されていきます。
果樹もそうです。みかんでも、りんごでも、摘果をしていかなければ、全ての実を育てると、全体の熟成度が悪くなってしまいます。
聞いた話でも、銀行では沢山の新入社員を入社させ、上級幹部へ向かって競争が始まります。
役員や頭取に残れるのは、その中でほんの僅か一握りの人です。
選別から外された人は、社外へと去っていくそうです。
上級公務員の出世レースもそうです。
どんどん選別され、次官に出世できる人は、一人だけです。
こうししてみると、世の中の仕組みの中に、選別は歴然と行われているのです。
野菜の他に、花を見てみると、既に春は始まっていました。
菜の花や、スイセンが切り花として、店頭に並んでいます。
スイセンが店頭に並ぶと、その辺りはスイセンの春を呼ぶ匂いが漂ってきます。
とても強い匂いです。りんりんは、花の強い匂いに麻痺してしまい、寝込んだ事があります。
今日は白菜の漬け物はしません。
もうそろそろ年末の事を考えると、今白菜を買って浅漬けを作っても、浸かった頃は沖縄に行く頃になって、食べられないからです。
2015年12月24日(木)