大阪市立大学大学院では、査読付投稿論文作成に向けて、今夜も博士ゼミで研究が続きます。
査読付投稿論文が作成されるまでには、何度も何度もゼミで報告し、アドバイスを受け、少しずつ前に進んでいます。 社長ブログ神戸/大阪市立大学大学院 客員研究員
クリスマスが近づいてくると、大阪梅田の百貨店や地下街ではクリスマスツリーが輝き始め、なんだか急に慌ただしくなって、まもなく年末だ、と、追われるようになってきました。
仕事を切り上げ、阪急電車に乗って神戸三宮から大阪梅田に着いた頃は、
もう冬の夕方はすっかり暗くなり、そろそろ会社が終わって帰宅する人達とすれ違う時間になってきました。
地下街の女神のブロンズは、すっぽり雪だるまをかぶせられ、冬の主役に交代しています。
大阪市立大学大学院の創造都市研究科に着くと、いつもの教室に入ります。
教室にはまだ誰も来ていません。
教室の窓から向こうを見れば、真っ正面にはJR大阪駅のネオンが輝いています。
ここは、大阪駅のすぐそばの、商業地のど真ん中にあるビルです。
今日の発表は、菊池浩史さんと姓本憲和さんの二人です。
査読付投稿論文を書く時に有利なのは、自分自身で作った一次データを持つ事です。
直接顧客やユーザーにアンケートを行い、そのデータを収集して、そこから分析に入る方法です。
アンケートを行う時に重要な事は、構成概念をしっかりと描いていることです。
発表を聞きながら、自分だったらどうするかを立場を変えて考えてみます。
博士の学位を目指す博士ゼミのゼミ生達は、一言も聞き漏らすまいと、熱心にメモをとっています。
発表が終わると、明石芳彦先生から講評があります。
次は姓本憲和さんです。テーマは関係性マーケティングに関する研究です。
問題意識から始まり、研究の背景、先行研究、事例研究の概要を報告しています。
一本の査読付投稿論文を書くためには、何かを我慢して時間をつくり、世間との義理を犠牲にしてまで研究に没頭しなければ、投稿先の学会に受理されるような論文にまで達成できません。
ゼミが終わると、今日頂いたアドバイスや指摘に基づいて、今夜からまた次の発表に向けて、論文の中身を高めていく事になります。
2015年11月30日(月)