松茸が出る頃になりました。中国産の松茸です。ステーキと一緒に炒めるべきか?

松茸が出る頃になりました。中国産の松茸です。

国産松茸ほど良い香りはしませんが、とにかく松茸は松茸です。

秋になると、心を惑わす松茸がそろそろ店頭に並ぶ頃になりました。

カナダ産の松茸は色は白くて、なんとなくただのキノコの様に思えてしまいます。

これが中国産になると、形、色、艶、サイズなどは国産松茸とそっくりになっています。

匂いを確かめると、これはハッキリ、国産松茸には叶いません。

今夜は松茸と一緒にステーキを頂くつもりでしたが、

娘が言う事には、正当な松茸の食べ方は松茸ご飯と松茸のお吸い物でしょうと、

その一言でステーキと松茸の組み合わせは中止です。

今夜のステーキの焼き手は、火加減に堪能な娘の担当です。

松葉博雄はすき焼きの時は担当していますが、ステーキの上手な焼き方は娘に担当を譲ります。

奧さんから「暇ならこれをすっといて」と、大根をする係に任命されました。

大根をすり下ろそうとすると、娘から「ちゃんと手を洗った?」と確認があり、

バツが悪そうに台所に行って、手を皆のみんなが見ている前で洗いました。

ニンニクを使うかどうか、意見が分かれました。

立場上、ニンニクの匂いが憚られる場合は、ニンニクは使えません。

牛脂を使わないで食用油を鍋に引いて、ステーキがこびりつかないように弱火で焼きます。

芸の細かいのは、水平方向から焼くだけでなく、ステーキの切り口の断面を鍋にあてて、細かく熱をステーキに伝えていく作業をしています。

三枚のステーキは、大きさは違っても値段はほぼ同じです。

一番大きいのは松葉博雄で、一番小さいのが奧さんのステーキです。

サラダには、アボカドが用意されています。

ニンニクの匂いがつくと立場上困る人のステーキを焼き終えると、ニンニクを食べても困らない人のステーキにニンニクを加えて焼き上げました。

松茸がステーキの側にあった方がよかったのか、

それともやはりマツタケは正当な調理方法で松茸ごはんと松茸のお吸い物にした方が良いのか、

ステーキを食べながらまだ議論が続きます。

奧さんが言うには、今夜の食材は普段より高かったけど、外食ならこんな値段では済まないので、少しだけ贅沢した気持ちぐらいでいいんじゃないの?と、慰めてくれました。

なんで、良い物を食べるともったいないと思うのか、なかなか貧乏性から抜けられません。

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2015年9月5日(土)