ヘゴヤシの葉は、いくつもの同じ形が重なり合った形で、フラクタルと言われています。
経営手法でも、ヘゴヤシの葉のように、相似形のチェーンがあります。セブンイレブンのチェーン店や、マクドナルドのフランチャイズ店は、一つのビジネスモデルを、全国チェーン店に拡大して、結果として売り上げ規模を大きくしています。
沖縄の植物で、ヘゴヤシが好きです。ヘゴヤシの苗を東村のツツジ祭りで買って、神戸に送りました。
神戸の気候で、ヘゴヤシが育つかどうか、結果は長期的な検証が必要です。
ヘゴヤシの葉は、布地の模様にも、デザイン化されて、美しい形をしています。
ヘゴヤシの葉は、美術的な美しさだけでなく、幾何学的な美しさも持っています。
ヘゴヤシの葉を見ていると、一枚の葉の中に、同じ形が、何重にも重なっていることが分かります。
複雑系の研究では、このように、いくつもの同じ形が、重なり合った形は、フラクタル、と言われています。
ヘゴヤシの一枚(ひとかたまり)の葉の中には、同じ形状の、楕円の形の葉っぱを、4回数えることが出来ます。分かるでしょうか?同じ形が、4度集合して、全体を形成しています。
新しい芽が、ゼンマイのように、出てきます。
そのゼンマイが伸びてくると、ぜんまいの枝に、同じようなゼンマイが、繋がって伸びてきます。まるで、五線紙の楽譜のようです。
音楽でも、一つのリズムが、全体の曲の中に、何回も何回も使われる曲があります。
例えば、フランスのモーリス・ラヴェルが作曲した、バレエ曲のボレロなんかはそうです。
単純なことを、繰り返し、繰り返し、拡大していく方法は、経営にもあります。
たとえば、セブンイレブンのチェーン店や、マクドナルドのフランチャイズ店は、一つのビジネスモデルを、全国チェーン店に拡大して、結果として売り上げ規模を大きくしています。