ウグイスがミカンにおびき寄せられ、美しい姿を見せてくれます。

うぐいすが、梅の小枝で、囀っていると、大きな体型のヒヨドリが飛んできて、ウグイスを追っ払ってしまいます。

美人の姿に、夜目 遠目 傘のうち という表現があります。梅を見るのも、夜目がいいのです。

周りが暗くなって、背景が暗くなると、スポットライトを浴びた梅は、一層美しく見えてきます。

夜、梅を見るのは、実は昼間は仕事に出掛けていて、見られないからです。

桜は、ぱっと咲いて、ぱっと散りますが、梅の花は、ゆっくり咲いて、長く続き、ゆっくり散っていきます。

桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿 と言われているので、思い切って、梅の枝払いをして、かなり切りました。

その結果が良かったのか、梅の枝を切ったので、今年の花の美しさは、昨年より美しく感じます。

アサヒスーパードライの缶ビールを持って、ゆっくり梅見をしていると、少し寒さを感じ、やはりまだ寒いなぁ、と改めて、この時期の三寒四温ぶりを感じます。

朝になると、梅の様相は、大きく変わります。

梅の枝には、六甲山の森から飛んできた、ウグイスが、梅の花をクチバシで突いています。

ウグイスや、メジロを呼ぼうと思ったら、蜜柑を輪切りにして、枝に刺しておくことです。

ウグイスは、蜜柑をめざとく見つけて、飛んできて、かなり長い時間、美しい姿を見せてくれています。

子どもの頃なら、枝にとりもちを付けて、鶯を生け捕りすることをしていましたが、今では、そんなことはしません。

鶯は、首を器用に作動して、下からでも、梅の蜜を吸っています。

ここで邪魔するのが、鵯です。ヒヨドリは、体型が大きいので、鶯は、敵わないと思って、立ち去ってしまいます。

まるで、見たい番組の途中に、広告宣伝が長居をするようなものです。

2015年2月26日(木)