名古屋の味付けは、濃い味付けです。やや辛く感じる味付けです。

名古屋の美味しい店です。『お番菜と酒とおっこん』で、季節の料理を頂きました。 名古屋出張 (2)

名古屋でどこか美味しい店はないでしょうか?こんな問い合わせをすると、紹介してくれたのが、隠れ家的癒しの空間『お番菜と酒のおっこん』です。

場所は名古屋市中区栄にあります。「おっこん」とは公家言葉で「お酒」の意味です。

横一列に長く伸びたカウンター席に座って前を見ると、生牡蠣や、のどぐろ一夜干しが目に付きました。早速、注文です。

カキは生牡蠣なので、あたらないか心配でしたが、かなりの自信があるようなので、三重産の生牡蠣を頂く事にしました。

美味しそうな生牡蠣です。わさびとレモン汁で頂きました。

おっこんの店は、料理が出来上がっていて、大きな皿に盛りつけられて、そのお料理を見て指させば、しばらくして小皿に取り分けられてテーブルに登場します。

柔らかい蛸の煮物です。ビールに良く合います。なぜビールに良く合うのかと言えば、味漬けが塩辛いからです。

メニコンのスーパーコンサートの観劇の後だったので、時刻は9時半を回っています。10時がラストオーダーなので、大急ぎで、あれも食べたい、これも食べたいと注文しました。

少々慌てたせいで、注文をしすぎたようです。これだけ沢山食べられるか、心配になるほど、注文をしてしまいました。

気がついた事は、名古屋のお料理の味付けは、神戸や大阪に比べると、京都と比べても、かなり濃い口です。

名古屋は、味噌カツや、味噌煮込みうどんや、ひつまぶし、山ちゃんの手羽先など、味が濃いのです。

もう、お客様はお店に多く残っていません。皆さん、お勘定を済ませて、お店を出ています。

そうなると、カウンターの向こうの厨房の方では、終い支度が始まりました。

そこで気になるのは、これだけたくさん調理済みのお料理が残っていたら、これをどうするのかなぁ?と思います。

様子を見ていると、ちゃんと業務用の冷蔵庫にしまっていました。きっと明日、またカウンターの前に並ぶようです。

最初に注文したお料理が、少しずつじわじわとテーブルに運ばれてきました。え!こんなに沢山注文したかな!?と、後悔したときには、もう食べるかどうかは自己責任です。

穴子で巻いた、餅米で作ったようなごはんもありました。

なんだか、仮名文字の『の』のようです。

かなり遅れて、のどぐろが焼き上がりました。とても脂ののったのどぐろです。

バイ貝は、とてもサイズの大きいバイ貝で、サイズが倍あるからバイガイかと思ってしまいます。

片付けは、どんどん進んでいます。厨房の片付けが進めば進むほど、帰宅を、お勘定を、せかされているように感じてしまいます。

最後に、サービスですよと頂いたのが立派な苺です。

この苺が、最後に食べたせいか、おっこんの今夜の料理で一番美味しかったように感じました。それを聞いたら調理人さんはがっかりするでしょうか?

すぐ近くに名古屋名物まぼろしの手羽先の『山ちゃん本店』がありました。これも辛そうなので、買うのは思い留まりました。

今夜の名古屋の気温は冷たくて、繁華街を歩く人達も、コートの襟を立てて、帰りを急ぐ人ばかりです。

2015年2月13日(金)