カーネーションの花には、相場があります。お正月前と、母の日の前に、相場は上昇します。

淡路市佐野のカーネーションの温室を見学しました。  淡路 (2)

日愛うどんで、きつね入り肉うどんを頂いた後は、カーネーションの温室を見学に行きます。

そのきっかけとなったのは、日愛うどんを出た後、駐車場に向かっていると、ダイコンをたくさん収獲して、日

愛うどんの一階部分の物置に、手押し車を押している、ご婦人に会いました。

この方は、きっと日愛うどんの家族の方だと思います。

好奇心が湧いて、近づいて、声を掛けてみました。

すぐ近くの畑から、大根を今収穫しているそうです。

このだいこんは、漬け物用です。

自宅でダイコンを漬けて頂くそうですが、日愛のお店には、ダイコンの漬け物を出さないそうです。

なぜかというと、もう昔のように体力がなくなって、自分のところの漬け物を作るだけが、やっとできていると

言うことでした。

大根畑を見てもいいですか、と尋ねると、カーネーションの温室があるから、そこにお父さんが居るので、温室

に行ってみたらと、だいこんよりも、カーネーションのほうの見学を勧めてくれました。

畦道を、松葉博雄と奧さんは進みます。50mも歩かないうちに、温室が見えました。

あれが、カーネーションの温室のようです。

カーネーションの温室は、かなり劣化しています。

相当長いこと、この温室を使っている事がわかります。

ガラス窓から、温室を覗いてみると、向こうの方に、先ほどのご婦人のご主人が見えました。

扉を開けて、カーネーション畑の温室に、足を入れてみると、畑での作業中に、退屈しないようにと、大きな音量でラジオをかけています。

それで、こちらからの声はかき消されて、耳に届いていません。

更に奥に入って、大きな声で「こんにちは」と、声を掛けると、驚いた様子で、何かご用ですかと、尋ねられました。

実は、先ほど、こちらの奥様から、温室を覗いてごらんと、ご案内されたので、見学に来ましたと、事の経緯を話しました。

この、カーネーション温室のオーナーの方は、松葉博雄が同業者かと思って、何か買い付けに来たのかと用心しています。

そこで、名刺を差し出し、同業者ではありませんとお断りをしました。

温室の広さは150坪です。温室は2棟あります。

温室の中には、気温を上げるための送風機がありました。

一定の気温を保つために、自動的に、送風機が温風を送るようになっています。

これは燃料費がかかりそうです。

今は、正月前のカーネーションの出荷で、温室の中には、咲いている、カーネーションの花は、見当たりません。

温室で、カーネーションの花を咲かすようでは、だめだそうです。咲く前に、切り取って、出荷するのがカーネーション農家です。

カーネーションは、出荷すると、一度カーネーションの畑を、耕すために、全てのカーネーションの株を、片付けるそうです。

その後、畑の土を消毒して、カーネーションの苗を買ってきて、再び苗を植えて、カーネーションを三ヶ月ほど育てて、花を咲かせるそうです。

カーネーションの育て方については、NHKの「みんなの趣味の園芸」を参照して下さい。

カーネーションの花には、相場があって、100本が5000円~2000円までのレンジで、移行するそうです。今は、

正月用の需要があり、5000円の高い時期だそうです。

淡路島の東浦地区は、キンセンカの花を栽培しています。

きんせんかの花は、仏壇用に需要があります。きんせんかの花を最近の若い人は、見ても、花の名前を知らないそうです。

この地区では、正月を迎えて、正月が終わる、1月15日には、だいこんを煮込んだ料理を食べるそうです。

その為にも、ダイコンを植えることは、地域の風習のようです。

2014年12月25日(木)