宮城県牡鹿郡女川町女川(おながわ)町・女川港「おかせい」で、海鮮丼と毛ガニをいただきました。
宮城県牡鹿郡女川町 女川(おながわ)町・女川港「おかせい」 女川高校のグラウンドには、地域のお店が集まって、復興のための仮設店舗を作り、仮設商店街が賑わっていました。ここで、お土産を買いました。東日本大震災復興視察(10)
女川(おながわ)町・女川港「おかせい」
大川小学校の慰霊碑にお参りした後は、
女川町小乗浜字小乗115にある、
「お魚いちば おかせい」に向かいます。
おかせいは、いち早く立ち上がり、
今では鮮魚店と、食事処を開いています。
昼食は、おかせいでいただくことになります。
大川小学校から小乗浜までは、
少し距離があります。
近くに、女川役場があります。
この辺りは、津波の被害がひどい地区で、
今でも倒壊した建物が残っていました。
女川観光協会の事務局長の
遠藤琢磨さんが、バスに同乗していて、
遠藤琢磨さんは、復校のお手伝いをしているので、
どこに行っても顔なじみの方がおられます。
女川(おながわ)町・女川港「おかせい」の魚市場
おかせいの社長さんとも、顔なじみで、
これからいただくお昼の食事も、
便宜を図ってくれています。
お店に入ると、魚が並んでいます。
カンパチが1匹300円です。
毛カニは1杯1000円と、小さいのは500円です。
アオ 1本100円です。
驚くような安い値段です。
松葉博雄は、奥さんに相談して、
買いたいなぁと言ってみたところ、
送ること、届いても捌くこと、
捌いても料理を作ることなどを考えると、
ここで食べる方が得策です。
しかし、安いなぁと思います。
シタビラメ 1皿4匹入りで300円です。
めちゃめちゃ安いです。
メバルは1皿500円で、5匹入っています。
これを煮付けにすれば、
どんなに美味しいのかと思います。
カンパチは1匹300円です。
女川(おながわ)町・女川港「おかせい」で昼食
魚を見た後は、少し早いお昼ご飯です。
おかせいの社長の厚意で、
二人で一匹の毛ガニが、お昼の料理に、
無料サービスで付いています。
毛ガニの名前の由来は甲羅の表面が
短く柔らかな毛で覆われていることから
この名前が付いたとされています。
ほぼ通年日本近海の様々な場所で水揚げされているため、
旬の時期は獲れる地域によって異っています。
毛ガニはズワイガニやタラバガニに比べると小さいですが、
身はとても甘みがあり、
カニミソの量が多いため人気があります。
熱い魚汁が出ました。
少し寒かったので、
温かい魚汁は、とても美味しく感じます。
メインは、海鮮丼です。海鮮丼には、
とっても沢山のお魚が盛りつけられています。
石巻に来てから、ずっと、お魚料理が続きます。
お魚が好きなので、続いても構いません。
一体、この海鮮丼は、
お値段はいくらでしょうか?
海鮮丼を食べて、
お店の中をもう一度見回すと、写真がありました。
小泉進次郎さんの写真です。
女川(おながわ)町・女川港「おかせい」の社長
海鮮丼を食べて、お店のお魚を見て、外に出ると、
おかせいの社長さんが、
津波の来た頃の話をしてくれました。
おかせいのお店は、港の外にあって、
道路を挟んで、山側にお店がありました。
20メートルを超える大津波でしたが、
幸運なことに、おかせいのお店は、
津波に流されなかったそうです。
港はいま、復興中で、港の敷地には、
建物が規制されて、建てられないそうです。
だから、お店が建てられません。
でも、おかせいさんは、港の外にあって、
津波にさらわれなかったので、
奇跡的に今立ち上がれて、商売が出来ているそうです。
ここでも、逃げ遅れた人の話がありました。
地震から津波の襲来まで、
かなりの時間があったにも関わらず、
一部の人は逃げて、一部の人は逃げなかったそうです。
女川(おながわ)町 女川高校のグラウンド
次は、女川高校のグラウンドを使って、
仮設店舗をしているお店を訪問します。
仮設店舗で商品を購入すれば、
それは復興のお手伝いになるそうです。
仮設商店街では、みかん、梨、大根、トマト、
南瓜、ブロッコリなど、
沢山の野菜が並んでいます。
社員の皆さんに、お土産として、
金華山で獲れる、金華山鯖の缶詰を探しました。
あったのは、ミンク鯨 の大和煮500円です。
この地方では、昔から、鯨を食べる文化がありました。
何軒も、金華山鯖を探して回りましたが、
どこも売り切れです。
金華山鯖は諦めて、次に、くじら、
さけ、さばの缶詰にしました。
これなら、沢山揃います。
地産地消の商材を使って、
復興のために、この土地だけの缶詰を作っていました。
社員の皆さんに、行き渡るように、沢山買って、宅配で送るように手配しました。
2014年10月23日(木)