四国霊場 第七番 十楽寺にお詣りしています。
十楽寺の本尊は阿弥陀如来坐像、脇侍は観音菩薩立像と勢至菩薩立像です。 徳島 (17)
四国霊場 第七番 十楽寺に、お詣りしています。穴吹川で、川遊びをするつもりが、お天気が雨になった為に、思い出したように、八十八ヶ所霊場周りに予定変更となりました。
十楽寺は光明山蓮華院と号し、本尊は阿弥陀如来坐像、脇侍は観音菩薩立像と勢至菩薩立像で3躰とも鎌倉期の作と云われています。
寺伝によれば、空海(弘法大師)がこの地に逗留した際に阿弥陀如来を感得し、楠にその像を刻み本尊として祀ったとされる。当初は現在地よりおよそ3km離れた十楽寺谷の堂ヶ原に堂宇を建立したものと推定されている。
阿波北部でも有数の広大な七堂伽藍を有していたが、天正10年(1582年)に長宗我部元親の兵火によりすべてが焼失、しかし本尊のみは住職真然が背負って逃げたため無事であった。寛永12年(1635年)に現在地で再建された。(wikipediaより)
公式ホームページに、名前の由来が書かれていました。
「大同年間に弘法大師がこの地を巡教して逗留されたときに阿弥陀如来を感得し、如来像を刻んだのが本尊として祀られたと伝えられている。
その際に、大師は生・老・病・死など人間として避けることのできない苦難に、10の光明と、輝く楽しみが得られるようにと「光明山十楽寺」の寺名を授けたといわれる。」
片山正喜さんは、仏教に対する関心がないそうです。ではどうすれば、仏教に感心を持つようになるか、考えてみました。
同じような年代の人が、熱心に霊場巡りをしている姿を見れば、そこには疑問が湧くはずです。なぜこの人達は、こうも熱心に、霊場周りをするのだろうかと、思うことです。
実際に四国にきてみると、霊場周りをする人を迎えることも、熱心です。
「おん あみりた ていせいから うん」と、御真言が書かれています。
片山正喜さんに、仏教の初歩的な話をしながら、境内を歩いています。
少しずつ関心が湧いたようです。お詣りしたお堂の柱には、あちらこちらに千社札が貼られています。見ると、石井一さんの名前がありました。石井一さんと言えば、衆議院議員や、参議院議員を務めた、神戸市選出の元議員さんです。
あの石井一さんなのか、それとも同姓同名の他の方なのか、ちょっと気になりながら見ていました。
境内の奥の方に行くと、不動明王の石像がありました。戦争で亡くなった方の、慰霊碑のようです。
ひとつのお寺の中に、あれやこれやお祀りしている像があって、賑やかなものです。
入り口の山門の2階には、愛染明王の像が祀られて、ご利益として縁結び、夫婦愛和のご本尊であると、書かれています。
たくさんのお祀りしている像があると、仏教の体系がわからなくなる可能性があります。一番大切に敬われるのはご本尊ですが、そのご本尊に対して、他の像は、どういう関係の像が控えているのか、分かりやすく体系を示した方が良いと思います。
これで、四国霊場 第七番 十楽寺の参拝は終わりです。
そろそろ昼食時です。飛び込みでうどん屋さんに入ってみました。看板にはうどんと書いていましたが、中に入ってみると、うどんは無くて、お好み焼きしかないといわれ、また別の店を探すことにしました。
お店の前のハイビスカスの花が、申し訳なさそうに、お詫びのように、振り向いてくれたように感じます。
徳島県の霊場
1. 竺和山 一乗院 霊山寺
2. 日照山 無量寿院 極楽寺
3. 亀光山 釈迦院 金泉寺
4. 黒厳山 遍照院 大日寺
5. 無尽山 荘厳院 地蔵寺
6. 温泉山 瑠璃光院 安楽寺
7. 光明山 蓮華院 十楽寺
8. 普明山 真光院 熊谷寺
9. 正覚山 菩提院 法輪寺
10. 得度山 灌頂院 切幡寺
11. 金剛山 一乗院 藤井寺
12. 摩廬山 正寿院 焼山寺
13. 大栗山 花蔵院 大日寺
14. 盛寿山 延命院 常楽寺
15. 薬王山 金色院 国分寺
16. 光耀山 千手院 観音寺
17. 瑠璃山 真福院 井戸寺
18. 母養山 宝樹院 恩山寺
19. 橋池山 摩尼院 立江寺
20. 霊鷲山 宝珠院 鶴林寺
21. 舎心山 常住院 太龍寺
22. 白水山 医王院 平等寺
23. 医王山 無量寿院 薬王寺
2014年8月28日(木)