徳島県三好市東祖谷菅生 大剱(おおつるぎ)神社は、縁結びの神様です。

大剱(おおつるぎ)神社は、縁結びの神様です。安徳天皇の剱を剱神社に納めたという説があります。剣山も、剱神社も、安徳天皇の剱にゆかりがあるようです。 徳島県三好市東祖谷菅生 徳島 剣山(10)

大剱(おおつるぎ)神社は、縁結びの神様です。

剱神社のある、剱山の頂上部分は、亜寒帯植物が茂る高い山です。

気候が悪ければ、じっとしていられない険しい場所です。

植物にとって、この過酷な山岳地帯で生きていくためには、

この環境に適応することです。

苔は、輝くような美しさを持っています。

まるで、京都の苔寺のような美しさです。

それは、この地が、雲が立ちこめて、湿気が多く、

苔が生殖しやすい環境だからです。

おや?と、驚くような花を見つけました。

これはひょっとして、トリカブトでしょうか。

あまり、良いイメージがあるわけではありませんが、

綺麗な花には毒があるというように、美しい花です。

木は、雷や風に倒されて、

立木が折れてしまっている木もありました。

倒れたまま年月が経過し、倒れた木にも、

ビロードのような苔が、

木の傷口を、まるで布で覆い隠すように、

カバーしてくれています。

この木は倒れたとき、音がしたのでしょうか。

禅問答に立木が倒れたとき、

音が聞こえるかという問いがあります。

風をよけて、低い高さで風をやり過ごしている、

シコクフウロが咲いています。

今日の剣山登山は、実に軽装で来ています。

よほどお天気が良いので、軽装でも問題はないのですが、

少し気候が変わってくれば、高い山に登るときには、

それなりの装備が必要です。

 片山正喜さんは、先頭をやや早く歩いて、

先に先に進んでいます。

松葉博雄と奧さんは、斜面に足を取られて、

滑らないように慎重に後を追っています。

大剱神社 

目的地の大剱神社に到着しました。

大剱神社の屋根の上部に大剣岩が見えます。

この岩がご神体です。

大剱神社は、なんと縁結びの神様だそうです。

どうして縁結びになったのかはわかりません。

天地一切の悪縁を絶ち 現世最高の良縁を結ぶ

と書かれています。

よっぽど、良縁を結ぶ自信があるようです。

松葉博雄の場合は、良縁よりも、家族の健康と、

事故がないことをお願いしました。

お守りを売っていました。

でも、留守番が居なくて、お札を買ったので、

代金はお賽銭箱に入れさせてもらいました。

病気を治す若返りの水として有名な御神水

このあと、野点をするときに汲む、

御神水の説明を読みました。

「病気を治す若返りの水として有名な御神水は、

この下九十米にあります。

御神水を汲んで少し下ると遊歩道です。

それを右へ行くと、リフト乗場へ行けます。

お水の容器は御守売場にあります。」

御神水を目指して、下っていきます。

この下りも、急斜面です。

鹿の害を防ぐために、ネットが張られています。

先ほどのご神体を、下り斜面から見てみると、

かなり荒々しい岩の形です。

こんな荒々しい岩肌は、沖縄に行くと良く見かけます。

クマザサが茂っています。

しかし、このクマザサは、引き抜いて帰らないようにと、

警告がありました。

急斜面を降りていくと、

ご神体はだんだん小さくなっていきます。

ご神体には、しめ縄が張られていませんでした。

灌木の根にまで、苔がびっしりと生えています。

かなりの湿地であることがわかります。

雲が水分を運び、

木の木肌に水分を吹き付けるのでしょうか。

大剱神社に書いてあった、名水まで90mです。

どのように測って90mなのかわかりませんが、

90mよりは、距離が長いように感じました。 

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2014年8月27日(水)