扶養家族が増えました。新たな扶養家族は、メダカの赤ちゃんです。

扶養家族は、増えるのが楽しみで、扶養家族が増えると、お世話が大変で、新たなメダカの扶養家族を増やして、自ら大変なことを求めています。

扶養家族として、メダカを飼うようになったのは、今年の春、岡山県真庭市の、醍醐の桜を見物に行った時、道の駅 醍醐の里で、有限会社ヤブキめだか市場 代表者 藪木 昌(やぶき あきら)さん が出品していたメダカを見て、その美しさに惹かれて、飼うことにしました。

桜が散り、5月になって、気温が上がってくると、庭の蜜柑の花が咲くようになり、メダカは出産を始めます。

にわか勉強で、メダカの研究をして、メダカが産卵しやすいように、水槽に準備をしています。水草と、毛糸を束にした着床用の産卵床も、入れています。

メダカは、二つの水槽に分けています。メダカの種類は、幹之(みゆき)という、背中が青く光る単色のメダカです。この、幹之にも、上等な幹之もあれば、並の幹之もあって、上等な幹之と、並の幹之を、二つの水槽で分けています。

バドミントンの球のような、産卵用のメダカが卵を産み付けやすい、着床用の器具を入れておくと、5月の初旬には、メダカの卵が沢山付いていました。

このまま置いておくと、親メダカが、生まれたばかりの子メダカを食べてしまうので、別の水槽に移して、孵化を待ちます。

メダカの卵が孵るには、一般的に積算温度250度の温度が必要と言われています。つまり、水温25度が、10日続けば、積算温度250度になります。

5月の初旬から、少しずつ水温が上がり、庭の紫陽花にも、沢山の蕾が付いて来る頃は、日中の水温は、22~23度まで上がってきました。

親メダカの方は、次の産卵に向かっています。着床用の用具は、ホテイアオイを入れています。

そろそろ、2週間近くになり、積算温度が250度に近付いている頃、卵から、念願のメダカの赤ちゃんが、初めて誕生しました。

卵は、並の幹之と、上等な幹之に、分けています。一緒にすると、メダカの赤ちゃんを選別することができないからです。

メダカの赤ちゃんは、数え切れないほどの数です。数えようと思って、目で追っていると、すぐに移動して、数えた赤ちゃんと、数えていない赤ちゃんが混ざってしまい、号令をかけて、ストップと言っても止まりません。

メダカの生まれたばかりの赤ちゃんは、2ミリ位の、髪の毛が水に浮いているような、か細い命です。これから、この赤ちゃんメダカが、親と一緒にいても、食べられないようになるためには、2~3ヶ月の生育期間が必要です。

親メダカの方は、第2回目の産卵が始まりました。ホテイアオイの細い茎には、一杯の卵がついています。この、ホテイアオイも、1回目の時と同じように、親メダカと分離して、これから合計温度250度に向かって、卵が孵るのを、ゆっくり見守っていきます。

毎日の、松葉博雄がしているメダカのお世話を見て、奥さんは「博雄さんは、また扶養家族が増えて、大変ね」と、やや冷ややかに見ています。

2014年5月4日(日)