マレーシアで生活するには、万事鷹揚な生活に慣れないと、イライラしてしまいそうです。マレーシア旅行記(16)

プトラジャヤマリオットホテルは、マレーシアのクアラルンプール郊外にあります。夏日宮(SUMMER PALACE)で、級友との懇親の食事です。  マレーシア旅行記(16)

マレー鉄道に乗って、イポーからクアラルンプールに到着したあと、ガイドのSUMさんと一緒に、クアラルンプール郊外のホテルに向かいます。

日本の東京や大阪等の大都市に比べると、クアラルンプールは、都市設計がとても広大な面積を使っています。アジアの雑多、狭い路地裏、ひしめく交通と言ったイメージとは違い、アメリカのロサンゼルスに見られるような、高速道路網が整備された近代都市です。

高速道路を1時間ほど走って、都心部から郊外へと移動しています。だんだんと、緑の多い郊外に近づいてきました。高速道路からの分岐する道路も、整備された道路です。

かなり広大な敷地の、プトラジャヤマリオットホテルに到着しました。クアラルンプール市内からは、かなり離れた場所です。

ホテルに入ると、さすがマリオットホテル、部屋は広くて、調度品は整っていて、泊まるには快適そうなホテルです。このマリオットホテルには、2連泊します。

荷物を部屋に置いて、お風呂に入って、しばらく寛いだ後、みんなでマリオットホテルにある、中華料理の「夏日宮(SUMMER PALACE)」で晩ご飯です。

中華料理の「夏日宮(SUMMER PALACE)」は、天井の高い、格式の高そうな、中華料理店です。今回の予算の中で、かなり多いめの予算を占めています。というのは、この「夏日宮(SUMMER PALACE)」で、同級生の長野さん夫妻を迎えて、懇親会の円卓を囲みます。

長野さん夫妻は、日本の企業を退職した後、クアラルンプールでのロングステイを選んで、こちらのマンションで生活をしています。

ひとつのテーブルで話せば、全員参加の会話ができるのですが、15名の参加者なので、円卓テーブルは2つに分かれました。

夏日宮(SUMMER PALACE)のメニューには、コースの御料理1品1品の料理名が書いてありました。この中から、予算を睨みながら、今回の旅行のお世話をしてくれている幹事が、一品ずつ選んで、皆さんで頂くことになります。

北京ダックが出てきました。

タラのグリル蜂蜜ソースがけと白魚のフライと、続きます。松葉博雄は、長野さん夫妻のお隣の席で、長野さん夫妻と、クアラルンプールでの生活の一端を、お聞きすることができました。

3種の蒸しキノコと野菜 鮑ソースを頂きながら、会話は続きます。

こちらでは、マレーシア人の気質があり、万事鷹揚のようです。細かいことにはこだわりません。細かい憶測は、あてにできません。細かい注文は実行してもらえません。細かいことを期待しても、無理のようです。

夏日宮(SUMMER PALACE)のお料理もさることながら、出費の中で頭を悩ませたのは、ビールとお酒代です。これが、日本に比べると、とても高い値段です。なにしろ、ここはイスラムの国で、公式にはアルコールは禁止の場所です。

しかし旅行者には、特別にアルコールが許されます。その代わり、お値段は高くなります。

ホタテ貝と卵と鶏肉の炒飯が出る頃は、そろそろ食事の終わりの頃です。席を入れ替わり、松葉博雄は、長野夫妻の席から離れ、もう一つの席に移動して、長野夫妻の席には他の人が座り、話が聞けるように交代しました。

デザートは、フレッシュフルーツの盛り合わせです。これも、果物に恵まれた、マレーシアにしては、おままごとの様な、フルーツの盛り方でした。

円卓テーブルのすぐそばに、日本でもよく見るネコヤナギが飾られています。ここで質問です。同席している皆さんに質問です。このネコヤナギは、本物か、偽物かという質問です。

松葉博雄は、このネコヤナギは偽物と判断しました。しかし、触ってみると本物でした。

長野夫妻を囲んで、昔の同級生と、その奥様方との記念撮影です。

長い間、会っていない級友との会食でした。最初は、見知らない人との会食のようでしたが、食べながら、飲みながら、ゆっくりと話しているうちに、少しずつ記憶が繋がってきて、まるで記憶喪失の病状が回復するように、昔のことを思い出してきました。

明日は、長野さん夫妻のお家を訪問する予定になっています。

2014年3月15日(土)