仏陀(ブッタ)最後の言葉は、『もろもろの事象は、過ぎ去るものである。怠けることなく修行を完成なさい』でした。マレーシア旅行記(5)
仏陀(ブッタ)最後の言葉 涅槃仏は仏陀が入滅された時の、お姿を伝えるものです。 マレーシア旅行記(5)
仏陀(ブッタ)最後の言葉
次はとても巨大で長い寝釈迦仏がいる、寝釈迦仏寺院に向かいます。
仏陀は80歳で入滅されました。
仏陀が亡くなるときに、最後に弟子達に諭した言葉は、
『もろもろの事象は、過ぎ去るものである。怠けることなく修行を完成なさい』と言い残されました。
寝釈迦仏寺院は、1845年にイギリスとビクトリア女王から土地を与えられ、1900年に建てられた、タイと中国の雰囲気が入り交じった、ユニークな造りです。
入館するときは、神様の仏像を尊重するため、帽子と靴を脱いで下さい、と説明がありました。
本堂には、とても大きなお釈迦様が寝ています。
その名も『リクライニング・ブッダ』とも呼ばれる、『寝釈迦仏』です。
こちらの寝釈迦様の全長は33メートルです。
涅槃仏の長さの世界ランキング第1位は、チャウッタージー・パヤー(ミャンマー・71メートル)、ブロンズ製の世界第一位は、日本の福岡県、南蔵院にある全長41メートルの像です。
涅槃仏は、安らかな顔を描いています。
ブッタの入滅は80歳
仏陀が亡くなる原因となったのは、供物を受けたキノコにあたり、今で言う食中毒の状況で、80歳というお年もあって、だんだん衰弱されました。
そしてとうとう力尽きて、入滅の時期を迎えていました。
摩耶夫人と象の絵です。
摩耶夫人は、お腹に象が入る夢を見て、釈迦を身ごもったのだと言われていて、この絵にはその様子が描かれています。
こちらの如来像は、両手で、説法をするときの印相を現しています。
目鼻立ちがはっきりしていて、表情に力があって、今にも話しかけてきそうです。
寺院の中は写真を撮っても大丈夫ですが、後ろの方の、地元の仏教の信者の位牌、骨壺が置かれている所は、写真を撮らないで下さいと注意がありました。
ここにも象がいます。マレーシアでは、日本の狛犬やシーサーの代わりに、象が設置されているようです。
ブッタのお顔は、その国の美的感覚で現されています。
インド、スリランカ、タイで、見るお顔と、中国、韓国、日本で見るお顔は、違いが出ています。
松葉博雄と奥さんは、燈明をお供えすることにしました。
修行僧にお布施を渡し、ロウソクで蓮の花をかたどった燈明を受け取り、仏陀の前にお供えしました。
外に出ると、芝生の広場に、鹿の象が見えます。
これは仏陀が覚りを開いて、初めて弟子に教えを説いた、サルナート(鹿野苑)での初転法輪をイメージして、鹿がいるのだと思います。
近くには、キリスト教の大聖堂と同じように、仏教でも、上に上にと高く延びていく寺院が、黄金色に塗られ、光り輝いていました。
あちらのお寺も参拝してみたかったのですが、これは予定のコースに入っていませんでした。
2014年3月14日(金)