奇跡の星の植物館のような、巨大な温室があったらいいなぁ、温室があったら、カトレアを育てたいなぁ、と、愛好家のような気持ちになりました。　　淡路 星の植物館(2)

奇跡の星の植物館に来ています。植物を用いて、壁面にデザイン的なあしらいを施した「魅惑の壁」です。

この壁は、ホームページによると、「奇跡の星の植物館」では「オーガニックヴァーティカルガーデン」をテーマに、五感に訴える壁面緑化デザインと、その植物材料・システム開発への提案を行っています」とありました。

こうなると、園芸の枠を超えて、何かアート作品を見せられている感じです。しかし、絵画や銅像などと違って、植物を使ったアート作品は、植物が枯れたり萎れたりしないよう、常に注意と管理が必要になってくるので、手間がかかり大変です。

壁に掛けられている浮世絵を見ると、江戸時代から庶民の間では、盆栽が楽しまれていたようで、特に江戸のような人口密集地では、庭もないので盆栽が発達したようです。

はて、誰が、どういうルートでコンテストを知り、どうやって応募しているのでしょうか。淡路夢舞台のホームページには、「入賞作品の展示をします」という案内がされていますが、出品したい人への案内は特に書かれていません。大賞を獲ったら賞金は？これも不明です。

インターネットで検索するうちに、日本蘭協会のホームページに行き当たりました。この日本蘭協会というのが、淡路夢舞台ランコンテストに何か関わっているのでは？と思ったら、やはり関係ありました。

どうやら、この日本蘭協会の会員の多くの方達が、淡路夢舞台ランコンテストに出品しているようです。

日本蘭協会に入らなければ、コンテストに出品出来ないのか…どうかは分かりません。

蘭にも色々種類があります。一般的に知られているのは、胡蝶蘭、東洋蘭、紫蘭、カトレア、シンビジューム、デンドロビューム、オンシジュームなどですが、日本には230種、世界には15000種の蘭があると言われています。

鮮やかなピンク色の蘭です。蘭は同じ蘭の花でも、品種によって茎の色や葉の形状、太さもそれぞれに違いがあります。

どれも、花弁の厚みや色づきがしっかりしていたり、ふんわり華やかだったりして、全体的なバランスも非常に良い、見応えのある蘭だと思います。

白鷺蘭というのがありますが、この白い大きな花弁の蘭は、白鷺より白鳥に近い、白鳥が連なって飛んでいるようなイメージです。

色々な種類があって、色々な色、姿形があって、色々と想像力が掻き立てられます。

この緑色が珍しい蘭は何でしょうか？パフィオペディルムという品種で、同品種の、赤紫や黄色、褐色のものもあるようです。

パフィオペディルムとは、女神のスリッパという意味だそうです。

こちらは背の高い蘭です。背景に黒い壁を立て、蘭のシルエットが際立って見えるよう、上手に展示されています。

こちらはオレンジ色のカトレヤです。コンクールの各部門は、品種により、部門1、部門2…と分かれているようです。

いずれもの出品された蘭は、育てた人が手塩に掛けて育てたことと思います。

こちらは洲本市長賞の蘭です。洲本市長賞、と言われて見ると、空中に花がふわりと舞ったような、バランスの良さがあるようにも思えます。

洲本市の現市長は、竹内通弘（たけうち　みちひろ）さんです。洲本市議会議員を経て、平成22年3月に洲本市長に就任しました。

竹内通弘洲本市長は、市長の行動指針として、「つながり」をキーワードに掲げ、「つながり」を大切にした市政運営を進めているそうです。

新規施策としては、デマンド交通の試験運行、かがやきプロジェクト、風情あるまちづくり事業などの立ち上げ、市役所新庁舎整備や洲本給食センターの整備、企業誘致に対しての手厚い奨励策、

環境への取り組みとしては、「菜の花・ひまわりエコプロジェクト」をはじめ、大型風車、太陽光発電設備の導入などを積極的に行っていらっしゃいます。

参考：洲本市ホームページ

2014年1月30日(木)