画竜点睛を欠くとはこのことで、福良港万代のおいしいおまかせ料理は、ご飯が炊きたてなら、満点です。
福良港の足湯は、無料で温泉気分に浸れます。南あわじ市の市長、中田勝久市長さんに感謝です。 淡路島(2)
万代です。奥さんが、以前からここでお昼を食べてみたいと言っていましたが、繰り返し来てもいつも閉まっていた万代です。
今日は、12時前に万代に到着したので、お店に入ることが出来ました。
しかし、もうお座敷は満席です。通されたところは、風が通り抜ける寒いカウンター席です。
カウンター席に座って正面に見えるのは水槽で、水槽の中には、網の中にアナゴが、まるで束にされたように、ひとかたまりになって縮こまっています。大きなフグも見えます。
カウンター席は、奥の座敷のほうにも、もうひとつカウンター席があります。
今年5月に友達と一緒に、この万代のお座敷で、食事をした思い出があります。
選んだメニューは、お昼のおまかせです。おまかせとは、調理場にその時にある材料を使って作る定食なので、日々中身は変わるそうです。
今日は煮魚です。そして天ぷらです。変わっているのは、魚を炊くときに、淡路のタマネギを一緒に炊いていることです。
天ぷらには、たこと、太刀魚の切り身が使われています。
揚げたての天ぷらや、魚の煮付けは、お料理したばっかりなので、美味しかったのですが、ご飯は少し黄ばんで、やや劣化のにおいがして、これは残念でした。
12時までに万代に入ったおかげで、昼食は頂けましたが、少し遅れて、12時を回ったらお客さんはお店に入ることが出来ず、すごすごとお店から引き返している人もいました。
食事が終わると、足湯に行ってみます。以前にも何度か来た、福良港にある無料の足湯の銭湯です。タオルを持参してきているので、お世話係の方から100円のタオルを買うこともなく、お世話係の人にすれば、ちょっと期待はずれのお客さんになりました。
福良港の足湯は、石けん水を溶かしたような、ぬるっとした感じのある温泉です。源泉からタンクローリーを使って運んできています。
さらに、ろ過をして、循環しています。もちろん、冷めたお湯は加熱もしています。毎日ここに来る土地の方が、向かいに座って足湯を楽しんでいます。
福良の土地の言葉は、聞いていると、語尾に 「~での」 と、「の」がつくのが特徴です。
語調が強いので、少し、しかられているような感じにもなります。寒くなると、暴風の為の囲いが欲しくなるのですが、囲い一枚が30万円とのことで、風の吹く方向に3枚有れば、100万円近くにもなってしまいます。
11月末の福良港から出る鳴門観潮船は、乗り手も少なく、潮の規模も小さいので、間引き運転をしています。
この時期、日本丸か咸臨丸に乗って、鳴門観潮に向かえば、きっと震えるほど寒いのだろうなあと、全く乗る気がしませんでした。
2013年11月28日(木)