鳥取県智頭町は宿場町 杉の町 西粟倉村から智頭町へ 割烹旅館 林 で食事 。

鳥取県智頭町は、鳥取砂丘を育んだ、千代川(せんだいがわ)の源流の町で、杉の町でもあります。鳥取県智頭町日帰りツアー(2)

智頭町へいく途中 道の駅あわくらんど

高速道路の鳥取道から、西粟倉で降りると、国道373号沿いにある「道の駅あわくらんど」に着きました。

道の駅あわくらんどは、インターのすぐそばにあるので、途中、買い物にはとても便利な場所で、駐車場には沢

山の大型バスが停車していました。この時期、二十世紀梨は鳥取を代表する果物です。

 

西粟倉村というのは、兵庫県の赤穂市、備前市の北に位置しています。

美作から、鳥取に向かう途中にある村です。

 

道の駅あわくらんどで、鳥取県らしいもの、兵庫県らしいもの、岡山県らしいものの中で、珍しいのは、山の中

で採れる3県をまたいで、山の奥深いところで採れる、あけびです。

アスパラも生産者を表示して販売されています。

生産者の延東義太さんは、この地方では有数の、山主で、アスパラの会の代表を務めているそうです。

この方なら、この辺りの山菜のことは、詳しそうです。

この梨は美味しいですよ、「しんかんせん」ですよ。とお店の人が勧めてくれた梨は、しんかんせんと言って

も、あの、新幹線ではありません。字を見れば、新しい甘い泉の「新甘泉」です。

新甘泉は、神戸で食べたとき、甘くて美味しかったので、道の駅でも買うことにしました。

 

道の駅の、奥の方に、この地方出身の有名人を紹介する、ポスターがありました。

立ち止まって見ると、広島東洋カープ所属のプロ野球選手、福井 優也さんです。

紹介されたのは、次のような内容です。 小学校3年からソフトボールを始めた。

この頃からプロ野球選手になることだけを考えていたという。 西粟倉中学校では、兵庫県の硬式野球チーム「佐

用スターズ」に入り、2年から投手 経歴 2003年 愛媛県の済美高校へ入学、1年秋からエースになる 2004年 

夏の甲子園では準決勝までの4試合を先発完投した 2007年 早稲田大学へ推薦入学。

野球部へ入部 2011年 プロ野球ドラフト会議にて広島東洋カープから1位指名を受け、入団

 

 

道路の向こう側に青空市があるので、向こう側にも行ってみます。

こちらは個人商店です。今の時期は主に、梨が中心です。

同じような梨なのに、値段にずいぶんばらつきがあります。

値段の差は、食べてみれば分かります。

もう一度、道の駅に戻って、自然流水の水を汲んで、飲んでいます。

 

この辺りの山から湧き出る水は、水温も低く、飲んでみると、外の暑さに対して冷たく感じました。

 

道の駅あわくらんどのすぐそばに、綺麗な清流が流れています。

ちょっと降りてみます。河原から見ると、堤防には、桜の木が植えられています。

こんな清流で川遊びをすれば、夏休みの一日はすぐに終わりそうです。

網を使って、石を組んで、川魚を梁に追い込んで、捕って遊べば、鮎も捕れるかもしれません。

わくわくするような遊び方です。

奥さんと、二人で一つ買ったのは、ご当地 マスカットソフトクリームです。

ソフトクリームを食べると、次の訪問地は、智頭町です。

智頭町へ行く途中のあわくら温泉駅

途中、見えたのが、岡山県では最東端の駅である「あわくら温泉駅」です。

鎌倉時代、この地の山中に狸が住み着いている狸ケ城という洞窟があった、その狸が狩人に撃たれて数日後に元

気な姿で山に帰って行くのを見た村人が川辺を探すと湯が湧き出ており、それがあわくら温泉の由来であるとい

われています。(参照:Wikipedia

 

 

影石尋常小学校跡地。現在は閉校となっていますが、校舎の中は、木材を活かした雑貨のお店や、カフェ、工作

室など、地域活性化の拠点「森の学校」があるそうです。

 

ここからまた鳥取道に入ります。「無料区間」と標識にありますが、鳥取道は、佐用町の一部区間を除いて、全

線無料で乗り降りし、走る事が出来ます。

 

ドライバーにとっては、非常にお得な料金設定です。しかし、どうして無料で走る事が可能なのでしょうか?

 

鳥取道は、『当初は有料で計画されていたが、2005年、高速道路会社によらない国と地方自治体の負担による新

たな直轄事業である新直轄方式へ変更され、全線通行料金が無料となった』のだそうです。(参照:Wikipedia)

 

地道に降りて、右も左も、前も後ろも、山また山、山間部を走る一般道路を、智頭に向かって、走り抜けていき

ます。周りの田んぼには、稲が実り、刈り入れを待っています。

 

杉のまち『智頭町』

智頭町内には樹齢 約400年の「慶長杉」と呼ばれる人工林が遺っています。

智頭町は吉野・北山に並ぶ歴史ある林業地として、全国的にも知られており、智頭杉は建築材としてだけでな

く、木目が均等に詰まった木質や、淡紅色に染まった心材など、その美しさは高く評価され、内装材としても広

く利用されています。(http://chizushinrin.com/town/index.html

 

太平洋戦争後、日本はアメリカ主導により、農地改革がありました。

不在地主は、一定の土地だけになり、ほとんどは強制的に農地を取り上げられ、農地を持っていない人に給付されました。

 

ところが、山林については、農地解放のような、山林解放はありませんでした。農地に比べて、得をしたのは山主です。

智頭の中心地に入ってきました。この辺りは、堤防が桜並木になっています。

奥さんと相談して、来年の春、花見に来たいところにエントリーしました。

道路の脇に、時計台のような櫓があります。櫓には、「ようこそ智頭どうだんの里へ」と書かれています。

「どうだん」は、智頭町の花に指定されているツツジ科・落葉広葉樹です。

小さくて愛らしい釣り鐘のような花が咲きます。

2013年9月12日(木)

智頭宿は、千代川が町を貫くように流れています。 鳥取県智頭町日帰りツアー(3)

智頭町を散策する

智頭町を散策するには、車を公営の駐車場に入れておきます。

学校のグラウンドを利用したような、広い駐車場がありました。

車を置いて、どのあたりに行こうか、観光協会の方に、尋ねてみたら、1枚の簡単なマップを渡してくれまし

た。この辺りに、鮎料理を食べさせてくれるお店は、ないでしょうか?

教えてくれたのは、通りすがりの、シルバー人材センターに登録している男性の方でした。

もう1軒のお店では、杉玉を作っていました。

杉玉とは、杉の葉(穂先)を集めてボール状にした造形物です。

酒林(さかばやし)とも呼ばれます。日本酒の造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊るすことで、新酒ができた事

を知らせる役割を果たします。

智頭町の杉玉

智頭町では、江戸期から始まる林業のまちであり、一般の家々でも軒先に杉玉を飾ってあり、智頭のシンボルに

もなっています。

案内図を見て、大体の智頭町の概略を頭に入れて、お料理のお店を探すことにします。

途中、歩いていると、プランターで育っている鉢植えに、きれいな花が咲いていました。

驚いたのは、これは、沖縄で見る、パッションフルーツの花とそっくりの花を見つけました。

この花は、何でしょう?調べてみると、「時計草」という花のようです。

>>2006年6月会社で育てたパッションフルーツ 

智頭町を流れる千代川

智頭町の中心街を、貫くように流れている川は、中国山脈から流れてきている、千代川です。

千代川には、鮎が多く生息しています。

智頭宿は、畿内と因幡を結ぶ道で江戸時代には参勤交代の道でもあった智頭往来(因幡街道)と、備前街道が合

流する地にあって、両街道の宿場として栄えた歴史を持っています。(ウィキペディア参照

智頭町は宿場

教えてもらった割烹旅館「林」を探して進んでいると、備前街道 智頭宿の標識が見えました。

この智頭宿を進むと、お目当ての割烹旅館があります。

智頭宿の道の両脇には、道路幅を広げるために、溝蓋が付けられていて、溝蓋の下には、水が流れています。

その溝蓋の下の水を汲みあげて、木製の升に水を流して、生活用水に使っています。

水升の中には、ホテイアオイが茂って、金魚が泳いでいました。

昔は、店にかかる税金が、間口によって割り当てられていたので、商家の間口は、出来るだけ間口を小さくし、

その代わり奥に向かって、細長い地割をしていました。一番奥にあったのが蔵です。

 

智頭宿のあちらこちらに、昔の商家が取り払われ、空き地になったり、駐車場になったり、昔の面影はありませ

んが、奥の土壌だけが、昔の名残を残した家もあります。智頭宿で、にわか雨と、デジタルカメラの電池切れ

で、散策は急遽取りやめです。

 鳥取県智頭町日帰りツアー (4) 智頭宿を探し求めて、

智頭町 割烹旅館 林 新館

何とか「割烹旅館 林 新館」へ着きました。 昭和10年創業で76年の歴史があります。

現在は平成9年に完成した建物で、智頭杉を用いた数寄屋造りとなっています。

宿場町に来たのだから、宿場のご飯を食べたいなぁと、出来たら千代川の鮎を食べたいなぁと、願いを込めて、

割烹旅館 林のお店に入りました。

看板の林の左隣にある図形は、サンショウウオなのか、ナマズなのか、魚のようですが、最初見たときは、文字

に見えて、この文字は何と読んだらいいのか、しばし迷ってしまいました。

 

玄関のたたきには、蓮が鉢に植えられています。

お店の扉を開けて、「ごめん下さい」と声をかけ、出てきたご

主人に、お食事をお願いしたところ、あいにく、これから貸切の予約があるので、と、断られました。

 

そこで、引き下がったら、ここでお昼ご飯は食べられません。観光案内所で聞いてきたとか、神戸からわざわざ

やってきたとか、強く押してみました。

そうすると、座敷でなければ、お昼の用意をしましょうと、譲歩してくれました。

割烹旅館の入り口とは違う、芳隆庵の入り口から入るように、案内されました。

 

智頭町 割烹旅館 林 新館 おまかせ料理

お昼には、メニューは無いので、おまかせになりますが、いいですか?と、念を押され、結構ですと答えると、

お昼のおまかせコースが成立です。

 最初に出たのは、かぼちゃのスープで、昆布だしです。魚の南蛮酢は、ハタハタを使っています。鳥取でもハタ

ハタが獲れるそうです。

ハタハタといえば、秋田の県魚ですが、鳥取から秋田へ送ることもあるそうです。

お刺身は、アオリイカと、アカニシです。

何と、ノドクロが出るそうです。これは、予想外の豪華なお昼のおまかせになりました。

 

お肉も付くそうです。沖縄の三枚肉に似たような、柔らかく煮込んだ智頭の牛の、脛肉を使った、煮込みでした。

 

この後、野菜のてんぷらです。

これから来られる予約客の準備をしながら、こちらの席に、料理を配膳し、また調理場に戻っては、予約客の料

理を作る、忙しそうな様子でした。

 

智頭宿のはなし 大名行列は派遣社員

智頭宿について、少し話を聞きました。

昔の大名行列が、地元から江戸まで、大人数で行列を組んでいけば、途方もないほど旅費がかかります。

そこで、大名の勘定係が考えた手は、地元から智頭宿に入るときだけ供揃えを増やし、出ていくときはまた人数

を減らし、実質は20名位で道中を進んでいたそうです。

まるで、現代の派遣社員制度のようで、その知恵に感心しました。

 

なるほど、それなら分かります。宿場にも口入屋があり、供揃えを臨時に用意して、だれも見ていないときは、人員削減をして、ギリギリの揃いで行列を作っていたようです。

 

 

割烹旅館 林のお昼のおまかせ料理は、大変満足でした。

お値段も、1人前2500円程度でした。

お庭には、ここでも水が流れていて、小さな池があり、中を覗くと水草があり、金魚のような魚が泳いでいます。

まとめ

智頭町は神戸から日帰り圏内にある町です。

智頭町で鮎を頂きたかったのですが、鮎は8月で終わってしまっています。

冬になると、日本海のカニを料理してくれるそうです。

機会があれば来てみたいです。

これから智頭宿の散策をするつもりでしたが、思わぬアクシデントがありました。1つはにわか雨です。

しかも、かなり強い雨です。もう1つは、デジタルカメラの電池切れです。

この2つの理由で、散策は取りやめです。駐車場のおじさんから焼き鯖寿司を買って、神戸に戻ります。

2013年9月12日(木)